誘拐犯たちの動機

ダブルクロス3rd GM:あじゃり

舞台は東京から電車で一時間ほどの某県M市。
ここである会社社長の令嬢が行方不明になる事件が発生した。

以下、ネタバレ含む。
現地のUGN支部長の命令を受けたPC達は、各所で調査を行い、それによると、その令嬢は行方不明になる数日前から、夜の街で彼女の家の家政婦と一緒にいるところを度々目撃されているという。

早速捜査本部を彼女の家に設けたPC達(彼らの一人が社長一族の傍流であった)だが、外をうろつく怪しい人影を見つけ、追いかけっこの末工場の跡地でその男を捕まえる。彼によると、ここは彼とその仲間のアジトであり、彼のリーダーが令嬢の事件に関与しているという。

PC達はすぐにリーダーの男を倒し、事情を聞いた。その男によると、この事件は令嬢の父親の会社を解雇された男と、彼女の家政婦の共謀による誘拐事件であるという。するとそばに転がっていたテレビの電源がつき、

先ほど話題に上っていた男が画面に現れた。その男によれば、自分は令嬢の父親の悪事をばらそうとして、不当に解雇されたという。また、家政婦も彼に恨みを抱いているという。

翌日PC達は、指定された埠頭ではなく、あらかじめ探しておいた犯人の男の家に乗り込むと、そこにはうつろな表情をした令嬢と、彼女の家政婦がいた。

「アハハハハハハハ」突然、家政婦は狂ったように笑った。PCたちはあっけにとられながらも素早い攻撃で彼女を倒した。

そして、自分の家の窓ガラスを壊しながら入ってくる犯人の男。似た者同士である。この男もあっけなく倒され、令嬢は無事に助け出された。

彼らが今回の事件を起こした動機は、素行不良で解雇されたことによる逆恨みと単なる金持ちへの僻みであり、不当解雇などという事実は一切なかった。おそらく厳罰を科されるであろう。
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