2011/02/27 Sun
07:26 |
ムスカリア
パイレーツ! GM:DAWN
ブレカナの世界観で繰り広げられる宮廷陰謀劇シナリオ。
魔剣の所有者だと噂される北の国の王が軍を率い今にも南方の国に侵攻せんとしている最中、1000余年続く南方の王国の水面下では二つの派閥の対立が起こっていた。
PCたちは徐々にこの対立に巻き込まれていく。
以下、ネタバレ注意。
この国には王子はなく王女が二人いた。
第一王女は盲目で塔の中に篭りっきりなので、時期王妃は第二王女という専らの認識である。
そして、現在実質的に国の最高の権限を握っている王妃(元は旅の踊り子)は第二王女を時期王妃に即けたいと願っており、この王妃の動きに反対する者が対立勢力を形成していた。
PC1は偶然に第二王女と出会い親しくなる。そして、騎士の身分となった後は彼女の護衛として常に彼女の傍にいた。そんな中PC1は第一王女の存在を知り、彼女の光を取り戻す方法があると聞かされそれを間接的にではあるが実行する。
聖剣を有しており先の合戦で手柄を立てたPC1を第二王女とくっつけようと王妃一派が画策している最中、永らく東の砂漠に封印されていた竜が目を覚ます。
竜は王女一人を差し出せばそれ以上は暴れないと言ってきたが、この提案は拒否しPC1を中心とする精鋭部隊で竜を討つことにした。
二人の王女はそれぞれPC1が竜の討伐に向かうのを止める。竜の討伐を決心したPC1は王女を説得しようと試みるが、第一王女の助けられてばかりだという負い目を取り除くことはできず、第一王女に優しく接するのを見た第二王女の抱いた「PC1は単なる優男」という見方の払拭もできなかった。
ここでPC1の立てたフラグはすべて折れてしまった。
ここが人生の転機だったのかPC1が先陣切って志願した竜討伐だったが、竜は聖職者PC2の説得により矛をおさめ手柄は全てPC2のものとなった。
どちらの派閥からも相手にされなくなったPC1はその後の国の改編を宙ぶらりんのまま指をくわえて見つめているしかなく、その後に起こった北の国との戦争ではなんとか魔剣を打ち砕くことができたが、後には魔剣によってつけられた傷によって無残にも命を蝕まれてしまったのであった。
(完)
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