紅葉狩りの旅

りゅうたま GM:桔梗
まず先に『りゅうたま』とはどんなシステムか,ということを書きますと,「のんびり旅したり,サバイバルしたりして目的を達成するTRPG」といえば9割方合っているシステムです。残りの1割とは何か?と言われると,「たまに街中で一悶着」というものでしょうか。
今回は,自身がマスター竜人として参加したシナリオですが,非常に面白い展開になったため,折角だからという理由で書き連ねてみようと思います。
なお,折角なので竜人が語るように書いてみました。( )内は自身の思った事などを補足程度に付け加えています。

この先,ネタバレ等を含みます。見たくないかたはご注意ください。

僕が旅を見守った旅人さんたちは,みんな個性的だったよ。
体が弱いけれどみんなを笑顔にするために旅をしているイーリスちゃん。(それよりむしろ,曲を覚えなかったミンストレルのイメージが強かったです。多分急ぎで回したからでしょうけど…)
見かけたときからずっと壊れた盾を持っていたエルクさん。(追加オプション<壊れた>を付けて価格を0.5倍にしていました。もちろんその後直しましたよ)
そのエルクさんの面倒をみていたタユタさん。(ちなみに34歳で未婚。本人曰く,「結婚しないだけ」とのこと。流石に「いい男の人と会えるといいですね」としか言えません)
ものすごく力持ちのグディーマさん。(システム面の話ですが,荷運び用動物の掲載重量が15。キャラクターの持てる重量が【体力】+3(ファーマーなら更に+3)(テクニックタイプなら更に+3)。体力8のファーマー/テクニックタイプだったために重量上限17でした。ちなみにこの人が荷運び用動物を2体ほど買っていました。どれだけ荷物持ちたいんだ,あんたは)

みんながイーファの街に着いたんだけれども,この街はなぜか子供の活気がなかったんだ。
広場で水を汲んでいたところ,マリアさんがすごく体の弱っているエミリーちゃんを連れてきて,みんなに紅葉狩りの同行をお願いしたよ。
で,そのマリアさんに聞いてみると,どうやらイーファの街では子供に非常によくかかる謎の流行病が蔓延していたみたい。イーリスちゃんがおばあちゃんから聞いた話や,エルクさんが本を読んでしった知識では,この病は100年程度前にも起こっていて,その時は紅葉の名所,フォリウムルベルの丘にある大樹の実を食べたら病気が良くなったんだって。
ちょうどみんなの目的地と一致していたし,エミリーちゃんが余命3日と言われたのもあって,みんな快諾してくれたよ。特に強くOKと言ったエルクさんとタユタさんには僕がサポートしてあげちゃった。(ブレス<優しさの物語>を使って,この2名の【精神】を1段階上昇させました)
で,その後にこの街の名医,クランドルさんのところに行って話を聞いてみたら,どうやらこの病は1ヶ月ほど前からはやり始めて,だいたい2〜3週間で普通の子は死んじゃう,っていうことを聞いたんだ。必要な実の数とかを聞いて,みんな旅に向かったよ。

旅の途中,グディーマさんがマリアさんとメアリーちゃんを軽々と持ち上げてくれていたんだ。さすが力持ちだね。(緊急でブレスを1つ使う可能性があったためここでグディーマに<優しさの物語>を使うことができなかったのは悔しいところです)
それで,丘に着いてみるとネコゴブリンが通せんぼしていたんだ。どうも丘の中にはまだ人間たちが大嫌いな子たちがいるみたい。ネコゴブリンが水を嫌う,ってことを思い出したみんなは,丘から流れている川を見つけて,そこから登ることにしたよ。
ただ,もうこの時には街を出て3日目。メアリーちゃんがすごく苦しそうだったんだ。それでももうひと頑張りだから,ってみんなが言ってくれて,それで励まされていたみたい。
そう言えばこの日,もうすぐで目的地に着くから,って,妙にエルクさんの気が急いていたかな。ちょっと驚いたよ。(エルクはこの日のコンディションチェックで1ゾロを振りました。さすがにこれにはこの卓に居合わせた全員で爆笑してしまいました)
その後は順調に,目的地に着いたんだ。(総行程2.5日。今回の旅は順調でした)

それで大樹を見つけたんだけど,実を取ろうとしていたところ,みんなにその木が襲いかかってきたんだ!(この理由はこの時まだ判らず)でも,みんなは近くの物を有効に使ってあっという間に倒しちゃったんだよ。(オブジェクトを使った攻撃では命中判定+1がつきます。それで命中させた上に,ダメージチェックの出目が総じて高かったです。オブジェクトの雷雲で雷が樹に当たるからということで追加ダメージを許したのも痛かったかな…1D4で4が出るとは)
その後は実を取って,1つエミリーちゃんに食べさせたんだ。そうしたら,ちょっと経つとエミリーちゃんの体調がかなり良くなったんだ。
それを見て,グディーマさんはジョンとマーカス(彼の飼っていた荷運び動物の名前です)を連れて一睡もせずに街に戻ったんだ。(この日のコンディションが15なので,2日ほど徹夜しても問題なかったのです)

クディーマさんが一足先にクランドルさんに実を届けたら,そこで寝ちゃったんだ。よっぽど疲れたのかな。2日も寝てないもんね。
一足遅れて他のみんなも戻ってきたんだけど,その時にはもうクランドルさんは感謝ばっかり。マリアさん,エミリーちゃんもすごく感謝していたよ。(入るだけ実を入れて持ってきたら医者の方はどう言うことか。マリア・エミリーの方は目的が叶った上,エミリーの病気も治ったので感謝してもし尽せないほどでした)
そういえば,みんなは紅葉が見たくてあの丘に行ったはずなのに,しっかり紅葉を見ていなかったみたい。今度はゆっくり旅して,紅葉狩りを満喫するんだって。

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