禍の剣

1月11日に行われた大阪大学との交流セッションです。

システム:神我狩 GM:怪竜

PC1の夢の中によく出てくる女の子がいた。その夢を見た翌日、彼は道端で不思議な剣と出会う。

PC1(くず鉄のかかし):いたって普通の男子高校生。幸運が高い。
PC2(パイの実)   :PC1の高校の教師。スカートの長さには厳しい。
PC3(大阪大学の方) :魔術師協会の手で呼び出された英魂、ジェイソン。愛用武器はチェーンソー。
PC4(Si)      :金髪碧眼のイケメン探偵。男には厳しい。
 PC1は夢でいつもの女の子に会った。彼女はいつもと違う様子で意味ありげなことを言う。翌日、登校途中で怪しい露店の怪しい剣に目を引かれる。それを抜くと禍々しい気があふれ出した。ふと横を見ると夢の女の子がいた。露店の店主には見えないらしい。

 PC2の通勤途中、急に大雨が降りだした。途中にある川から巨大なカエルやカニが現れて生徒を襲う。助けようとするが数が多すぎる。そこを助けてくれたのは、グレイとかアッシュとかそんな名前の銀髪碧眼の男だった。(以後グレイと呼ぶ。)
 
 魔術師協会の施設。床に書かれた魔法陣の上には、肉とチェーンソーがある。呼び出されたのは伝説の英魂ジェイソン。彼に与えられた命令は、『禍の剣』を盗んだ犯人を捕らえ、封印のため剣を取り返すことだった。

 PC4の探偵事務所の外、雨の中で立ち尽くす女の子が一人いる。すかさず声をかけるPC4。
「私の家の神様がいなくなっちゃったの。助けて」
「もちろん。君のようなかわいい女の子の頼みならね」
女の子の家に行くと地面に大きな穴が空いている。ここに蛇神様という神様がいたらしい。

 その後剣から出た禍々しい気配を感じてPC1のもとに集まるPC達。目を輝かせながらPC1をぺたぺた触って来た露店のじいさんに身の危険を感じたPC1。いつの間にかやって来たグレイと剣の力を使えるようになったPC1とともに追い払う。後で来たPC3によるとそのじいさんが魔術師協会から剣を盗み出したらしい。PC1にしか見えなかった女の子は剣を触ると見えるようになった。女の子によると彼女は剣そのものらしい。
 グレイはその剣は危険だから自分に渡して封印させろという。女の子はPC1と一緒にいたい、長い間封印されて一人で寂しかったのだという。

PC1「もう少し考えてからでも遅くないだろう」
PC4「こんな子の頼みが聞けないなんてそれでも男なのかい」

PC達が封印しなくてもいい方法を考えたいと言うと、グレイはまた後で来ると言い去って行った。

 剣を何とかする方法についてはあの魔術師のじいさんを追うのが一番、ということで彼のアジトを探すことにする。また町の大雨の原因と思われる蛇神様の失踪についても調べ始めることにした。

 調査の結果、蛇神様は魔術師のもとで縛られ操られていることと、蛇神様の兄弟の赤蛇様がダムの底にいることがわかり、更に誰かの「一番大切なもの」と引き換えに協力してもらえることになった。悩むPC達だったが、ここでPC4が言う。
「女の子の笑顔でどうだ」
赤蛇様が心を見ると彼の一番大切なものは確かに女の子の笑顔だったので、後でこの件にかかわった女性(剣の女の子、PC4に助けを求めた女の子、PC2)が笑顔をプレゼントすることで納得してくれた。

 魔術師のアジトの一つを突き止めると、そこには禍の剣についての資料があった。剣は昔とある魔術師の手によりいけにえを捧げることで作られ、持ち主に災いをもたらす効果があるらしい。そこにグレイが現れ、最近不運になっていないかというと、PC2と4は靴紐が切れたりしたことを思い出す。これからもっとひどい不幸が来るらしい。もじもじしていた剣の女の子はPC1に言われて、本来PC1に降りかかるはずの不幸を周りの人々に回していたことを話す。大事なことを黙っていたようなやつを守る必要があるのかとグレイは言ったが、PC1は彼女を受け入れ、禍を引き受けると言った。
「気にするな。それくらい受け止めて見せる」
PC1の”幸運”が5下がった!幸運5→0(一般人並)
ちなみになぜそんなに剣を封印したいのかとグレイに聞いたところ、彼の先祖がこの剣を作ったので、責任を取りたいということだった。

 その後魔術師の本拠地を突き止め、結界を解いて侵入する。魔術師は何重にも鎖が巻き付いた蛇神様を従え、巨大なカニを召喚し、毒を撒いてきた。しかし剣の真の力を得たPC1の技や、魔法、PC3ジェイソンのチェーンソーで魔術師と操られた蛇神様は無事倒された。

 
 その後PC3の派遣元である魔術師協会と話し合い、PC1が面倒を見るから大丈夫、ということになった。それぞれの日常に帰っていくPC達。PC3ジェイソンはさっきの魔術師をチェーンソーでバラバラにし倉庫に保管し、そして時空の裂け目からどこかへ帰っていくのだった。
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