神子と巫女と。

システム:アリアンロッド2E GM:わかば

1回生のぺくちんです。阪大さんとの交流をしましたので、その時のレポートを流します。

PC達の王国は都が結界によって魔族に守られており、その結界を張る神官はある隠れ里の一族から代々選ばれていた。
そして新たな神官が都から選ばれる時、結界と王国を巡る物語が動き出す…
PC1:ケイロス PL:ぺくちん
 結界を司る神官一家の長男として隠れ里に生まれ、幼い頃から妹のヒナとともに神官としての訓練を受けていたエルダナーン。長男である自分が当然結界を張る神官に選ばれると信じている。妹思いで彼女のことを心配する節もある。

PC2:ジンボン PL:K(阪大)
 立派な狩人を親に持つヒューリンの男戦士。今は流されて王国の難民キャンプにいる。自分の意志が弱く、常に指示待ちの状態である。

PC3:エノール PL:波戸
 自由で気まぐれなヴァーナの男狩人。上司のイヴァーツは都の実力者であり、現在都で実権を持っているイアンと対立している。イヴァーツとの関係はビジネスライクなものとして割り切っている。

PC4:デイル PL:パイの実
放浪の神官戦士。魔族の父とヒューリンの母の間に生まれたハーフであり、幼い頃母に女手一人で育てられていたがその母も病死してしまう。両親を失ったところをある神殿に拾われるがそこで自分が魔族であることがばれ、追い出されてしまう。


エノールはイヴァーツから命令を受ける。それはケイロスとのパイプを作り、ヒナを結界の神官として選んだイアンに対抗するといったものである。

一方ジンボンは難民キャンプのまとめ役であるキリュにケイロスを引き込むよう頼まれる。キャンプは最近魔族の襲撃を頻繁に受けており、都からの護衛も来ていない。まさにケイロスの力を必要としている状態である。

デイルは護衛中に商人たちの会話から結界の張り手が新たに選ばれることを知り、興味本位で隠れ里へと向かっていく。

3人が隠れ里に着いたところで、隠れ里に都からの使者がやってくる。都では最近結界が弱まって魔族の脅威が高まっており、そのため新たに結界を張りなおす人が選ばれるのである。ケイロスは当然自分が選ばれるのだと思っていたが、使者はケイロスではなくヒナの名を呼んだのである。ケイロスはこのことが信じられず、茫然自失となってしまう。

しばらくしてケイロスも周りからの励ましを受け落ち着くようになる。そしてジンボンとエノールからそれぞれ勧誘を受けるがケイロスは選択を保留し、双方の主人にとりあえず会いに行くことにした。そこにデイルも合流し、ケイロスは自信満々なヒナの姿を見たからか彼女を信じて送り出すのである。

まず一行は難民キャンプへと向かう。ケイロスはキリュと反魔族派閥のリーダーであるラウミからキャンプを守るよう頼まれ、好感触を受ける。一行はキャンプで一泊することにしたが、キャンプは妖魔の襲撃を受けてしまう。PC達の力もあってこれを撃退するが、エノールがラウミを矢から庇って傷を受けてしまう場面も。ラウミによるとこのような襲撃はよくあることであるらしい。このことを受け、ケイロスは1日しかもたないものではあるが難民キャンプに結界を張る。

その頃、ヒナも使者と共に都に到着する。そして使者は怪しげな笑みを浮かべる…

翌朝、一行はキャンプを離れて都へと向かる。しかし、都に近づくと衝撃の光景が…。なんと王城から火の手が上がっていたのである。エノールはイヴァーツから都から脱出したとの連絡を受け、一行は近くの村で彼と合流する。

一行はイヴァーツから事情の説明を聞くと、イアンは実は魔族であったと言う。彼は結界の張り手としてヒナを選んだうえで彼女を幽閉することで結界の維持を阻止し、好きなだけ王国を蹂躙しようとしているのである。そしてイヴァーツは彼自身も魔族であることを明かす。一行はイヴァーツに対して始めは懐疑的であった。しかし、彼が自分の利益のために人間を守り、国を発展させようとしていることを知り、またケイロスとヒナが共同で結界を張るのならの戦力をヒナの救出とイアンの打倒のために差し出すことを約束してくれたため彼を信じて共同戦線を張ることになった。しかしこれでは戦力が足りない。一行は再びキャンプに協力を頼みに行くことを決める。するとイヴァーツはイアンが難民キャンプへの護衛依頼を握りつぶしていることを教えてくれる。

一行は再び難民キャンプに戻り、キリュとラウミにイヴァーツの正体を伏せながら事情を話し戦力を出してくれるよう要請するが、キャンプを守るのに手一杯だという。そんな中デイルの身体が子供にぶつかり、彼の魔族の部分が露わになってしまう。ラウミはこれを見てひどく衝撃を受けた。しかしPC達やキャンプの人々がデイルを疑わず、味方だと信じている様子を見てラウミも考えを改め、イアンの討伐に協力するようになる。キリュも協力に回るが、難民キャンプの人々を説得するのは私ではなくケイロスであると主張する。ケイロスはキャンプの人々を集めて護衛依頼を握りつぶしたイアンは討伐されるべきだと演説し、見事に聴衆の心を掴む。

かくしてPC達と難民キャンプの人々、そしてイヴァーツの手勢は都へと討伐に向かう。他の戦力が陽動をしているうちにPC達は隠し通路から王城に侵入する。侵入した先の部屋にはヒナが捕えられている。一行はヒナを含めたギルド「幸運のユニコーン」を結成し、さらに奥へと向かう。そこではイアンが精鋭兵と共に待ち構えており、一行はこれと対決する。途中デイルが気絶するもののPC達とヒナはこれに勝利し、イアンは討伐される。

その後ケイロスはヒナとの共同作業で王城から結界を張る。2人の力で張られた結界はこれまでのものより一層強く、王都は無事守られた。またケイロスは都にヒナを置いて時々難民キャンプに赴いて結界を張るようになり、キャンプは魔族の脅威を逃れることとなった。
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