バートランド伯爵家

システム:ベーシック GM:O
一回生のスターホークです。今回はNPCの相関図がややこしいので読む際にはご覚悟を・・・

PC紹介(因みに全員知り合い同士)

PC1 ゴードン・アシュバード(PL:たんぽぽ)
私立探偵。今回の舞台であるバートランド伯爵家の当主ジョージとは大学の同級生。趣味は乗馬と狩猟。

PC2 ロブ・ライアン(PL:スターホーク)
軍医を経て町医者になったゴードンの助手。格闘術に長けるが面白味は無い。バートランド家には初めて来た。

PC3 コリンナ・ニコルズ(PL:秋乃穂波)
ゴードン及びジョージの同級生の娘。大学卒業後、1年の怪盗稼業を経て、ゴードンの手でバートランド家のメイドに突っ込まれた。

PC4 ルイス・カッセルズ(PL:F)
商家の次男に生まれた弁護士。商法に詳しい。狩猟が趣味。
NPC紹介

バートランド家の人々(姻戚含む)

パメラ・バートランド 
先代の妻でジョージの母。所謂長老格。厳格で冷徹だが子供には優しいことも。息子ジョージの現在の妻キャサリンや孫のマリアの夫ネッドが好きでない。ジョージの息子マイケルのことはとても可愛がっている。息子ジョナサンは目の敵どころで無い位嫌っている。

ジョージ・バートランド
今回の舞台、イングランドの片田舎にあるバートランド家の当主。優しく穏やかだが気弱。仕事では有能なのだが・・・。現在の妻キャサリンを一方的に愛している。夫婦仲は微妙。肺結核を患っていて先は長くないとか。

キャサリン・バートランド
ジョージの3番目の妻。元々舞台の花形女優で未だ美しく華がある。金髪。社交スキルもある。頭の回転も速いがとかく手段が冷酷。奔放で倫理観に欠ける所あり。

マリア・ドロワーズ
ジョージの1番目の妻の子。ジョージの長女でネッドの妻。政略結婚ながら夫婦仲は良好。父に似て、穏やかで頭の回転が速い。所謂一家のお姉さん格。ただ、普段は夫と共にロンドン住みで今回は帰省してバートランド家にいる。只今第二子妊娠中。

ネッド・ドロワーズ
マリアの夫で証券会社の部長格。ロンドン大学出で頭良し。夫婦仲は良好。さながらおしどり夫婦。

シャーロット・ドロワーズ
ネッドとマリアの娘。金髪碧眼でもって可愛い、と三拍子揃っている。遊びたい盛りでホント可愛い。

エリザベス・バートランド
ジョージの2番目の妻の子。キツイ性格で、継母キャサリンや祖母パメラが嫌い。父ジョージや異母姉マリアを軽視している。が、たまにマリアに相談していることも。

マイケル・バートランド
ジョージの2番目の妻の子。全寮制のプライベートスクールに通っており、今回は帰省してバートランド家にいる。生真面目で卒がない。

アリス・バートランド
ジョージの2番目の妻の子。我儘末っ子。兄マイケルや異母姉マリアとは仲が良いが、姉エリザベスとは現在冷戦中。継母キャサリンとは気が合う模様。叔父ジョナサンにも懐いている。

ジョナサン・バートランド
ジョージの弟で女の尻を年柄年中追っかけまわしている浮浪人。モテる男ではある。一家から勘当されて只今ロンドン在住。今回は何でかバートランド家に戻ってきた。要するにヒモのクズクズアンドクズ。

ヘンリー・バートランド
ジョージの弟で弁護士。頭脳明晰、ハーバード出。堅実だが面白味は無い。

イングリッド・バートランド
ヘンリーの妻。夫に似て堅実だが面白味は無い。子供が無い事及びドイツ系出身なのが悩みの種。

バートランド家使用人(一部省略)

エドワード・テイラー
バートランド家の先代からの執事。卒なく有能。信頼は篤い。ジャクリーンの夫。

ジャクリーン・テイラー
不細工でちょっと嫌味だが有能なハウスキーパー。夫エドワードと共にバートランド家を守っている。

ジャネット・リンドバーグ
大人しく、メイドの仕事に誇りを持っている。

アリサ・ヨークフィールド。
教えられた仕事はしっかりこなすが、呑み込みが悪く、融通も利かない。

アレックス・ジェファーソン
先代から仕える腕利きのコック。

チャールズ・メイヤード
バートランド家の御用医者で村医者でもある。信頼は篤い。

テレサ・ローリング
バートランド家の家庭教師でジョージの大学時代の同級生(要するにここまでで4人大学時代の同級生がいる。探してみよう)。

その他

ジャック・トルドール
スコットランドヤードの刑事。有能ではあるが抜けた所あり。ゴードンとは協業して事件を解決したこともある。

バートランド家から招待状を受けてやってきたPC一行。ここでPC達は以下の事実を知るor見るor聞く。
・ネッド、マイケル、マリア、シャーロットは関係良好。
・マリアは妊娠5〜6ヵ月+シャーロットの世話で大忙し。
・パメラはマイケルを溺愛していて一方ジョナサンに対して想像以上にヘイトMax。
・ジョージがパメラにジョナサンの事を取りなす。
・パメラはジョージにキャサリンと離婚するよう勧める。
・アリス・キャサリン・ジョナサンが仲良く遊んでいる。
そんなこんなで夕食取りつつ居間の5本のナイフの説明聞きつつ22:00を迎える。この時、ゴードンがマイケルの部屋からエドワードが出てくるのを見かける。何でもマイケルは睡眠薬を飲まないと眠れないのだとか。一家の期待を双肩に背負う身は大変だなぁ、と思うのであった。
又、23:00にジョージの部屋から出ていくキャサリンを見かける。体調の良くないジョージを世話していて、トイレに出たらしい。
そして迎える1:00頃。ロブを除くPC一行はどうにもギスギスした屋敷内の雰囲気に疲れて酒をたしなみつつ屋敷内を歩いてみることにした。すると、な、何とジョナサンの部屋からキャサリンが出てきたではないか!どういうことなのかと問い詰めた所、込み入った話があるとか。いやいや、ただでさえ怪しいのにその言い方は余計怪しいから、と更に突っ込んで尋ねると、ジョナサンから勘当を解く口添えをしてくれるよう頼まれたという・・・やましいウラはまだまだありそうである。また、ジョナサンを呼んだのはジョージであることも知る。
なお、そんなことはつゆ知らず、ロブはグッスリスヤスヤであった。

胸糞悪くなりながら寝て起きて迎えた朝8:00。屋敷に響き渡る悲鳴。何事かと向かうと何とマイケルが血塗れになって殺されていた!取りあえずジャック刑事に連絡を取った後で、ロブが検視を行い、胸に中型ナイフの跡があり、5〜6時間前に死亡したことが分かる。凶器は何なのだろうかと探していくと・・・居間のナイフが一本足りない!
明らかにそのなくなったナイフが凶器の第一候補であり、深夜という事もあって誰もアリバイを証明できないということから、とりあえずその消えたナイフを探すことに。
やれ加害者の投擲力がこうだったらここに投げ捨てられているはずとかそうこう考え、探している内に何とシャーロットがナイフを持ってきたのである!(ナイフを持ってくる3歳の女の子とかホラーである。)ナイフはゴードンが預かっておくことにした。
さて、凶器は見つかったがそこから犯人の手掛かりは見つからなかった。ということで今度はマイケルが死んで得するのは誰か?そう、ジョナサンだ!となり、ジョナサンを尋問することに。
さて、ジョナサンの部屋に着いて色々聞くに、以下の事が判明する。
・ジョナサンとキャサリンは5年以上の付き合い。
・ジョナサンがキャサリンをジョージに紹介した。
・ジョナサンとアリスはロンドンでもバートランド家でもよく会う。
そのついでにルイスがこれでもか、というほどジョナサンの部屋から金色の髪の毛をこっそり回収していた。
15:00、パメラの言い付けで後継者会議が行われることに。
ジョージはネッドとヘンリーでジョージ亡き後の遺産を半々にするよう言い、パメラはヘンリーに全部渡すと主張し、そこにジョナサンがアホ面下げて継承権を名乗り出るし、パメラとキャサリンはいがみ合いだすしで
散々な会議であった。
そんな会議の後での夕食は雰囲気最悪でPC一行が辟易としている中、ジャック刑事か登場。食後にジョージに話を聞きに行くことにする。
ジョージに話を聞いた所、
・自分亡きあとの遺言状には「マイケルに譲る+他の人には一時金を渡す」と書いてある。
・遺言状が無い場合はジョナサンに全部相続されるだろう。
・ジョージのジョナサンに対する評は、「馬鹿程可愛い。仕事は絶対できないだろうけど。」
そんな話を聞いた後で、マイケルの死で得をし得る人物であるネッド・ヘンリー・ジョナサンと、明らかにジョナサンと関係があると目されるキャサリンの経歴をゴードンがロンドンの同業者に探って貰うよう頼んでこの日は就寝。

3日目。パオラが起きてこない。パオラの部屋に行ってみると鍵が掛かっている。エドワードとジョージしか持たないマスターキーを用いて開けると、床には紅茶をぶちまけた跡と共にパオラが倒れて事切れていた。
その紅茶を調べると、その紅茶には少量なら気付け薬になるが、多量に摂取すると速効性の毒になる薬物が混入していた。それは心臓に疾患のあるパオラが常用しているもので、いつも、そして昨晩もジャネットが厨房から運んでいるという。
ということで、ジャネットに昨晩の状況を聞いた所、以下の通りだった。
・昨晩22:00、紅茶を入れているとジョナサンが現れ、「紅茶入れてくれ」という会話をしていた際に紅茶から目を離していた。
さて、捜索を開始しようとした所、今のナイフがまた一本消えて3本になっていた。
いつもその気付け薬が入っている小瓶があるという使用人室に行くと、小瓶が入っている戸棚の簡単な鍵が壊れていて、小瓶が一つ無くなっていた。部屋には誰でも入ることが出来、鍵には刃物の跡がついていた・・・
その後の捜査でキャサリンの部屋からアッサリ小瓶が見つかる。しかし、アッサリ過ぎたことからこれ陥れようとしているんじゃね?となり慎重に捜査を開始する。
ジョナサンに聞いた所、キャサリンのアリバイは無いらしく、また、ジャネットとの会話の最中に使用人じゃない女性が通るのを見かけたとか。(この時、PC一行はむしろパオラと仲が悪かったもう一人の女性、エリザベスを疑っていた)
そういう訳で鍵のかかっていないエリザベスの部屋もコッソリ捜索すると、何とナイフがちょっと隠されている感じで見つかった!しかも少し刃毀れあるぞ!
と言う訳でエリザベス尋問する。しかし、エリザベスは動揺することなく「へぇ」という感じで、全く犯人っぽくなかった。
完全に手詰まりになったPC一行。とりあえず屋敷内の人間に、戸締りを絶対にすることを勧告した。
いよいよ怪しいナイフについての伝承を聞いても、何にも分からない、パメラの部屋の鍵はパメラの部屋にあったから密室だし・・・と思い、せめてマスターキーをまとめて預かろうとしたら、なんとジョージ所有のマスターキーが紛失していた。密室もクソもなかったのである。
身体検査しても部屋捜索してもマスターキーが見つからない。こんな状況でジャックに誰かを連行させる訳にもいかず(∵同一事件で同一人物を2回連行できない)、せめてツーマンセルを徹底するか、大部屋で全員一緒に過ごさせることにした。
さて、かくなる上はナイフを取りに来た奴が犯人だー!というわけでコリンナが単身ナイフの番に。そうこうしているうちにジョナサンがやってきた。気付かれてしまったコリンナ。小型ナイフ持ちのジョナサンから辛くも逃げ切って他のPC(狩猟好き2人と格闘術に長けた人)を呼んだ所、ジョナサンは逃げ出した。
途中で馬に乗って逃げ出したのでここぞとばかりにゴードンが持てる限りの乗馬・狩猟スキルを駆使してジョナサンが乗っている馬を打ってジョナサンを落馬させることに成功。
ジョナサンは自分が乗っていた馬に轢かれて即死してしまった。

ジョナサンの懐からナイフを回収した所で、「もうこのナイフ教会にでも持ってって供養して貰おう」という意見が出たので、5本のナイフはゴードンが責任を持って協会に持って行った。

連続殺人は止まった。


後日譚

マスターキーはシャーロットが見つけたそうな。彼女も優秀な探偵になれる素質があると言えるだろう。
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