2001年度後期後半キャンペーン

「StarlightRhapsody」



通信技術

居住地が出来ると、各星系で情報をやりとりする必要がある。そのため、星系間通信網の施設が急務となった。その折り「電子の貴公子」と後の世に語られる稀代の天才、アラン・ストラウストラップが現れ、彼の尽力により実現に至った。彼はそれぞれの星にサーバーとなる超光速送受信管制ユニットを配し、相互リンクさせることで双方向インターステラネットを構築したのだった。また、地球にネットワークの中央官制ユニットを設け、各サーバーを監視し合う機能も組み込んだ。このインターステラネットは、それ以前の主な通信手段であった超光速星系間伝馬船に比べ遙かに安価であったことから急速に浸透しするまでになった。

件の管制ユニットであるが、今もなおブラックボックスとなっている。とりわけ、中央官制ユニット、MISMAL(Multiplex Informational Signals Media and Alternative Linking-system;情報多重伝達媒体および選択的接続システム)は最大の謎といわれる。この仕組みを解明し、手中に収めることが出来れば、全星系を支配きるという噂もまことしやかに囁かれ、また信じるものも多い。

現在、インターステラネットは事故で夭折したストラウストラップに代わり、彼が残した非政府組織である財団法人星系間通信網管制機構(ISCA;InterStella-net Control Administrator/イスカ)が運営している。





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