2001年度後期後半キャンペーン

「StarlightRhapsody」



影の政府“太乙”

光があれば影があるのは自然の理である。人類が互いに共存し合うために設立したユニスでを光とすれば、また影もある。その影にあたるのが、“太乙”である。太乙は裏社会の政府と言っても過言でない巨大な権力を持っている。マフィアからも恐れられ、宙賊もできることなら関わりたくないという。その影響力はユニスを越えるとも言われている。

何故そこまで恐れるのか? その秘密は、太乙が潤沢な資金力を持つだけでなく、特異な戦力を有する点にある。太乙には史上最強の7人のエージェントを擁している。彼らは、常人を凌駕する戦闘能力、を発揮し、暗殺不可能だと思われる場所であってもそれを可能にするだけの力を持っている。ペルセウス星系大統領暗殺未遂事件を未然に阻止しできたのは、影で彼らの働きがあったためだと囁かれている。名の通った賞金稼ぎでも、彼らにとっては歯牙にもかけないほどの相手に過ぎないのだ。その7人の中でも最強の誉れが高いのは、“破軍”と呼ばれるものである。幾度となくその関与が疑われる事件が起こっているにもかかわらず、未だ出生地、性別などの一切の個人情報は明らかになっていない。また、一説には、7人の中には数えられていない8人目のエージェントが存在しているともまことしやかに言われている。そのものこそ最強の中の最強であるという話もあるが、依然噂の域を脱していない。

全ての社会の安定のために活動を続けている。それは、自分たちの組織が永劫にわたって存続し続けるためでもあるからだ。今、裏社会では、アドルファス・メッテルニッヒの存在が彼らの守る秩序を乱すとして、太乙が活動を行っているという噂が飛び交っている。が、太乙に関わりのあるもの以外はその審議を知ることは出来ない。それほどにまで謎の大い組織でもあるのだ。





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