【膜間:シュラ】

 〈天羅〉には〈修羅〉がいる.〈修羅〉とは〈変化することを止め,果たせぬ思いを別のものに昇華できない〉モノだ.それは〈忘れる〉ことではなく〈修羅〉になることを選び,〈因果の流れを滞らせ,その魂を殺してしまう〉.

 それらは〈業システムの流れを止め,悪用する者にほかならない〉.〈自分を変えようとしない頑なな態度が[修羅]を生む〉.

 〈我々〉は〈このような存在はPCとは考えない.よってGMが管理するNPC――物語内で一定の役割を持ち,その役割が変化しない――としての存在でしか許されない〉.

 《容赦なく殺戮し,容赦なく忘却していく,そんな世界に私はいる》.

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