空気が読めない皇帝

ソードワールド GM 茨之介

PC1は小さい島を治める領主の息子である。この島では5年に1度皇帝が視察にやってくることになっており、いま来ている。気に入った女の子たちを妻にしたり、季節はずれの魚を要求したりするので、PC1は皇帝をおもてなしするのに大変苦労していた。しかし、滞在予定期間の1週間が過ぎても、皇帝が帰ろうとしないので、大臣に問いただしてみると、皇帝はこの島が気に入ったので、もう少し滞在することにした、との答えが返ってきた。おもてなしが原因で、島が財政難になった。困ったPCたちは相談するために大陸に行った。そこで、PCたちは大陸ではクーデターが起きて、大軍が皇帝を狙ってこの島に向かって来ているとの情報を聞いた。
慌てて島に帰って、皇帝にその情報を伝えた。しかし皇帝はことの重大さが全く分かっておらず、「え〜帰れないの〜」と駄々をこねる。PCたちがどうやってこの島を守るかを考えているときに、皇帝がいるほうから悲鳴が聞こえた。急いで行ってみると、これまで皇帝に付いて甘い汁を吸っていた文官が皇帝を暗殺しようとしていた。慌てて止めて文官に事情を聞いた。文官は「このばか皇帝のせいでオレはもうお終いだ。せめて皇帝の首をクーデターを起こしたボスに捧げて生き残るんだ。」と言って、発狂した。
感想 > ソード・ワールド | comments (0)

Comments

Comment Form