謎の黄色い文様

クトゥルフの呼び声 GM:ぴろき

 街で行われた祭りの山車に、黄色い文様の描かれた紙がたくさんはられていた。山車を出展している団体のシンボルマークらしく、パンフレットにも手書きでその文様がかかれている。もちろん色は黄色。
 その団体を調べていた新聞記者が謎の死亡(高さ数千mから落下?)を遂げたりで、主宰者ファウラーや、呪術師スクリーチが非常に怪しい事が分かる。

 私立探偵がファウラー邸に忍び込んで、謎のアルファベットが並んだメモを入手。さらには、倉庫の奥に足跡が消えているのを見つけ、隠し扉を探そうと壁に触れた瞬間、別の場所に転移する。もちろんSANも減る。
 そんなこんなで怪しいのはファウラーと、そこに出入りする黒人の呪術師だという事は分かるのだが決め手がない。
 そうこうするうちに、教授のPCが夜中に拉致される。連れて行かれた先にはファウラーと呪術師がいた。
「これは警告だ。私の周りを君の友人が嗅ぎまわっているようだが、それを止めてもらいたい。というわけで、君にはちょっと旅に出てもらおう」
 教授は黄金に輝く、とても美味な蜂蜜酒を飲まされ、呪術師が吹いた笛の音に呼ばれた翼ある怪物に捕まれて空高く舞い上がる。成層圏も突き抜け、宇宙に来たあたりで気絶。次に目が覚めたときには、教授は白い空に黒い星が光る謎の土地へと連れてこられていた。

 一方、教授が誘拐されて焦った他のPC達は、警察へ駆け込み、町はずれの沼地に住んでいる呪術師の元へ行く。銃を突きつけると怪しげな呪文を唱え始めたので、発砲。呪術師は「ハスターの呪いあれ!」と呟いて絶命。すると、近くにあった湖が急に発光し、PC達は白い空黒い星の世界にやってきてしまう。もちろん教授とも再会。
 教授はここに来た経緯を話すが、なんといっても帰る方法が分からない。呪術師の懐から例の笛を吹いて翼の怪物を呼ぶが、意思の疎通方法が分からない。
 ここで、ファウラー邸で入手したメモの呪文らしきものを読み上げてみることになった。
 すると、背後の湖面が波立ち、白い光を放ち始める。……そういえば、この呪文がなんなのか調べていなかった。てなわけで、ハスター召喚の呪文を読み上げてしまい、御大出現。その前にPC達は、彼方に見える地球の景色に向けて全力疾走していたが、運悪く一人がDEX判定でファンブルしてしまい、ハスターの触手に捕まれて「や、柔らかい…」と謎の言葉を残して死亡。帰ってきたPCも、一番事情を把握していたPCが不定の狂気で記憶喪失になり、事件は闇へと消えていったのでした。
感想 > クトゥルフの呼び声 | comments (1)

Comments

茨之介 | 2005/06/26 12:47
セッション時間が足りませんでしたね。後半の展開をもっとじっくり楽しみたかったのですが残念。

最後蜂蜜酒を必死で探したり後から考えるとプレイヤー、パニクってましたねえ。それでもってハスターの触手はきっとキモチイイに違いない。

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