狂気の街

システム名 GM:K

PC達は皆、それぞれの理由で眠れない夜が続いていた。
現実世界に辟易していたPC達は今宵、マッドシティへと誘われることになる。

システムそのものが珍しいものであるそうなので、システムについての感想も書いておこうかな…と思います。
このゲームのシステムの特徴として、判定ごとに現れる「支配」という概念があげられます。「場を支配する」ものには以下の4つがあり、支配されることにより次のような事態が発生します。

「鍛錬」…デメリットは特にないです。さらに「疲労」が回復します。(疲労については後述)
「疲労」…「疲労」がひとつ増えます。
「狂気」…狂気から逃れる為、狂気から逃げるか、戦うかを選択します。計3回狂気が場を支配すると「永久狂気」がひとつ増えます。(「鍛錬」が場を支配しにくくなり、「狂気」が場を支配しやすくなります)
「GMのダイス」…GMのダイスが場を支配すると事態が悪い方向へと傾いてしまったことを意味します(しかし判定に失敗したという意味ではありません。)。さらにGMにヒーローポイントがはいります。

さて「疲労」についてですが、この「疲労」が6つ溜まるとまず確実にゲームオーバーになってしまうのと、さらにこれが増えると「疲労」が場を支配する確率がどんどんあがっていきます。つまり一度「疲労」が溜まりだすと、どんどん「疲労」がたまっていくシステムになってます。

しかし、「疲労」が溜まると判定の成功しやすやは上昇するというルールなのに加え実際やってみると、「疲労」は意外と回復するという感じでしたので「疲労」はあまりおそれずバンバン行ってもいいかもしれないと思いました。
さらにこのシステムでは「狂気」が場を支配する確率をあげると判定の成功しやすさが上昇するという特徴があります。先ほどの「疲労」のこともあり「狂気」に対しても慎重になりがちになってしまったのですが、もっと「狂気」に対しても恐れずに判定の成功率を上昇させていっても大丈夫そうな気がしました。


ここからはシナリオについての感想。(ネタバレになりますので注意)

文頭にも書いてありましたが、PC達は現実世界に辟易していたそんな時、マッドシティに迷い込むところからはじまります。
現実世界に辟易していた…という文からも分かるようにPC達は現実世界では結構大変な状況におかれています。
そんなPC達は迷い込んだマッドシティに最近起こっている異変を解決すべく奔走します。
しかし、PC達は現実世界で大変な状況…具体的にはネトゲ廃人、ヤク中、満足のいく詩を作るために薄着でヒマラヤ山脈に上っていた詩人、事業に失敗して借金取りに追われている男…といった感じなので、ヒロイックというよりかは己の欲望のために行動するといった感じに。
マッドシティというその名に相応しい物語展開に胸が高鳴るシナリオでした。(具体的にはゾンビが氷付けの死体をすり潰したり、PCの一人の腕が塩になったりといった感じでした。)
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