すぐそこにある危機 GM:組長

クトゥルフの呼び声 GM:組長

 1920年代アメリカ、一人の元新聞記者から持ち込まれた情報をもとに多額の懸賞金を得るべく逃亡中の凶悪なギャングを追うことになった探偵事務所の面々。
 しかし、真相に迫るにつれ彼らは人ならざる脅威の存在に気付き始める。
 ある日、アメリカ北東部の町に事務所を構える探偵の元に一人の男が依頼を持ち込んでくる。その男は先日あるトンデモ記事を勝手に新聞に載せたことで解雇されたばかりだという。そして彼の依頼はこうだ「件の記事の内容が正しかったということを証明して編集長を見返してやりたい。」。しかし、あとあとになって分かることなのだが、彼の勘は非常に鋭く何の関係もないような二つのことは一つの線によって結ばれていたのだ。
 依頼内容にでてきたギャングには多額の懸賞金が懸かっていることを知った探偵事務所の面々はこの依頼を受け調査を開始する。
 調査を進めるうちに謎の石板、捨ててももどってくる護符のようなもの、巨大な獣の爪痕のようなものが残る事件現場と徐々に超自然的な何かを仄めかすものが揃いだすが、このときはまだあるオカルトに詳しい大学教授のオカルトな話を面々はほとんど信じていなかった。
 そんな時、重要な調査対象の一人であった美術商がなにものかに殺害される。オカルト教授の話に符合するような形で。
 面々は新たに得られたオカルトの資料となるものを持ってオカルト教授を訪ねる。教授は資料から分かった化け物の正体とその化け物の撃退法をおしえてくれる。また、総合的に判断するとその化け物は例のギャングが呼び出したもののようだ。
 それらの情報を携え面々は偶然知りえたギャングのボスの母親の家を訪ねる。会ってみると、この母親はオカルトに精通しており今回の一連の騒動に深くかかわっている様子。そしていろいろな事情があって母親はギャングである息子を守ってほしいと言ってきた。息子もその化け物に狙われていたのだ。脅されながらとりあえず息子を守ることを承知する面々、化け物と対決である。
 二日目の晩、遂に化け物が姿を現す。それを見た面々はほとんどウワーな状態になり、うやむやのうちに息子は殺されましたが、探偵所の所長だけは懸賞金をゲットできてウハウハでした。
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