強欲な依頼人。

4月9日 1部 システム:ソードワールド GM:Bluegrass

「今日のシナリオは、ゴブリン退治です。」

「え?」
タラントの近隣、羊の大量放牧で大儲けしているウルス村。そこの村長が、羊を襲うゴブリンどもを退治してほしいとやってきた。で、村長の名前がゴー・ヨック。計算ずくで酒を奢るは、報酬交渉を渋るは、依頼外の護衛をさせるは、ゴー・ヨックの名前どおりの振舞い。さらに、村を中心に直径5kmの森を伐採して牧草地にし、出迎えた村人の頬を札束で叩いて命令。PLの心中で、ラスボス決定。(ちなみに村長の親であるご隠居の名がショー・ヨック。

一方、ゴブリンどもはめっさ漢前。「脇目をくれるな! 我らゴブリン決死隊、狙うはゴー・ヨックの首ただ一つ!」と叫びつつ、山道の両側から藁車に乗って突っ込んでくる。50m離れて6mの間隔をあけてスリング撃ってくる。どこの三国志キャラだよ? 捕虜にして尋問しても、「たとえここで死のうとも、我らゴブリン一族は絶えず!」と舌を噛んで自決する始末。・・・・・・俺ら悪人やん。

で、結局はゴブリンシャーマンの怪しい儀式を強襲して全殺。
ゴー・ヨック大喜び。ちなみにこいつ、何も犯罪に関与してなかったので、表向き何も言えないまま後金もらって帰りましたー。
PCのエルフとハーフエルフが、森をばかすか切り開くのは許せん、暗殺しちゃる! と夜闇に消えていきましたー。頑張れー。

「まさか、本当にゴブリン退治だったとは。予想外だ!」

P.S. 
GMの名誉のために言っておくと、時間の都合で裏事情が伏せられたままシナリオが進んでしまったそうです。そうだろうなあ。シナリオ中、ずーっとゴー・ヨック斬りたくて斬りたくてしょうがなかったもん。
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