OFレポート ダブルクロス3rd

ダブルクロス3rd GM:indefinite


舞台は2月、東京近郊。ここで、ある事件が起こった。

以下ネタバレ含む。
内容を簡単に書きますと、賢者の石をその身に宿している少女がいた。彼女は何も知らずに日常生活を送っている。だがその石について知ったある組織が彼女を狙い
動き出す。PC達が彼女をその組織の手から守るといった話でした。

では印象に残ったPC1、前田とNPCヒロイン、八城のシーンを少し取り上げて記事を終えたいと思います。

前田(PL/岩手)高校一年生の男。柔道でオリンピック出場を目指しており、日々のトレーニングを欠かさない。八城と2人で一緒にオリンピックに出ることを子供の頃に約束した。熱血。燃えるぜバーニング。ちなみに柔道は全国大会レベル。
八城(NPCのヒロイン)高校二年生の女。前田の隣の家に住んでいる幼馴染。バドミントン部で関東大会レベルだが、最近限界を感じている。

早朝、前田光は川原沿いを走っていた。彼はオリンピックに出るため日々の鍛錬を欠かさない。ランニングを終えると一人の少女が微笑を浮かべながら、タオルを持ってやってくる。八城だ。毎朝、前田の汗を拭いてあげるのが幼いころからの彼女の日課だ。

(場面は変わって川原にて、八城が前田に自分の悩みを相談しているところ)
「私、もう3年生になるでしょ。いいかげん受験のことも考えなきゃいけないのよ。オリンピックを目指して今まで一緒に頑張ってきたけど、最近練習しても全然うまくならないし・・・私には無理なのかな、もう受験に専念したほうがいいのかな?」八城は胸の内を吐露した。おそらくは昔から抱えてきた悩みであったのだろう。幼い頃には存在していなかった壁が今は確かに生まれていた。いつもは快活な八城が、今は悲しげに目を伏せている。そんな八城に対し前田は言った。「バーニング!そんなときは思いっきり走れば悩みなんて吹っ飛ぶさ☆」その言葉に八城は愕然とした。



この文章はフィクションであり、実在の人物、地名などとは一切関係ありません。
- | comments (0)

Comments

Comment Form