メキシカンマフィアと懲りない面々。

4月16日 2部 システム:ガンドッグ GM:katala

今回用いたサプリメント、「ワイルドライフ」
ガンドッグ(=傭兵)以外にも、賞金稼ぎやエージェント、犯罪者や暗殺者などの多彩な職業が選べるように。
ガンドッグPCのみだと、結局は計画どおり敵を掃討するキリング・ハウスになりがちだったが、これを使えば色々と幅が出せるのだ。

もう、ハック&スラッシュだけの貧弱なシナリオとは呼ばせないぜ。

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PC1:フリーの探偵。アサルト/スカウト。 PL1:小荒君
PC2・3:メキシカンマフィア。新勢力側。PC2はアサルト/グラップラー。PC3はデモリッシャー/コマンダー。 PL2:1回生君、PL3:左馬
PC4:中華マフィア。グラップラー/スカウト。 PL4:R君

PC1は、普段は下っ端探偵を装いながら、いざという時に物陰でマスクを被り「マスクド」として出現する変人。事務所には、NPC美人秘書のサラがいる。

PC2を担当した1回生君は、R&R全巻を読み通している強者。
今回は、マフィアのボンボン兄貴を演じたかったとのこと。
イギリス国籍を取得したり(でもイギリスには行った事が無い)
部屋をヴィクトリア様式にしてみたり、3時の御茶会をしたりする、おめでたい御方。

私のPC3は、そんなダメ兄貴を支える冷徹な妹キャラ。

R君のPC4は、殺人快楽嗜好の中華小娘な暗殺者。

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今回のシナリオ設定。
メキシコの一都市で、新旧二つのメキシカンマフィアが睨みあっている。中華街の華僑マフィアが中立を保っている。

導入。旧勢力側のメキシカンマフィア幹部が、友人であるPC1の事務所のすぐ上階で撃ち殺された。謎の英数字コードとフロッピーを遺して。麻薬の流れを仕切っていた彼を、いったい誰が、なぜ殺したのか?
このままだと、新旧マフィアの危うい均衡が崩れて、全面抗争になってしまう。
そうなる前に犯人を捕まえろ、とPC1-4が駆り出された。

謎のコードを追っていくと、単なるマフィアの対立ではなく、裏にとある陰謀が絡んでいることが分かってくるが・・・・・・という展開。

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突然だが、このシステム何が強いかって、クレイモア対人地雷ほど凶悪な兵器はない。
前回のシナリオでは、攻めて来た敵の2分隊が、前もって仕掛けておいたクレイモア2発でほぼ壊滅した。コストパフォーマンス最強なのだ。

今回は、クレイモアこそ使わなかったが。

尾行してくる黒スモークのセダンに、車窓から手榴弾を転がしたり。
突き止めた裏切り者のアジトに、手榴弾を陽動で投げ込みまくったり。
車のドアに隠れてバリケード・ポジションで撃ってくる連中に、閃光手榴弾で目潰しかましたり。

デモリッシャー(重火器/爆発物使い)とはいえ、我ながら手榴弾好きだなー。

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また、ガンドッグをやる度に思うが。
まだまだこの世界がどんなとこか、共通認識がしっかりしていない。
一応基本は、『パイナップルARMY』とか『MASTERキートン』だと思うが。

小荒君は、下っ端探偵PCをしっかり演じていたとはいえ、TORGの変身ヒーローっぽいノリだったし。
R君のPCは中華街からのお目付け役なのに、人を殺せない展開だと性格上駄々をこねてジタバタするような小娘であった。

一方で、私はメキシカンマフィアという響きから。
『ワイルダネス』やら『ブラックラグーン』の硝煙香るイメージを勝手に連想。
PC1を「蝙蝠野郎」と呼んだり、
何の躊躇もなく捕虜の足を撃ち抜いて拷問していた。

これでは、双方の世界が微妙に食い違ってもしょうがないよなあ。

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結局、陰謀の証拠をつかみ、新旧マフィアの抗争を回避することに成功。
途中で手に入れた臨時収入は、なかったことにしてPC4人で山分け。

少し甘かったのが反省点なれど、マフィアっぷりは演出できたと思う。
ガンドッグは、やはり≪遊べる≫システムだ。
感想 > その他 | comments (2)

Comments

左馬 | 2005/04/19 15:10
最初にGMが、
「今日はこれで行きます!」
と、世界観を提示した方がいいのかな。
バーンと『ブラックラグーン』とか。<トびすぎ。
katala | 2005/04/19 02:05
システム自体は単なるガンアクションモノですから、どんな世界観でもそれなりに遊べると思いますが、今回使った公式設定だと左馬さんくらいの理解でいいと思いますよ。具体的に言うと、主人公(PC)であれば一介のギャングでも特殊部隊と真正面から撃ちあえるくらいのリアリティ。
というか、システムの世界観うんぬんよりはマスターの問題のような気もしますが。もう俺のシナリオ傾向くらい把握してるだろうにw>小荒

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