猪狩の儀

システム:ブラインドミトス GM:阪大Uさん

1月13日の1部に行われた阪大交流のセッションレポートです。

PC1:ミス・サンダース PL:阪大Yさん
ミステリー2
異世界転生ならぬ同世界転生をした女性。

PC2:赤坂 隼人 PL:阪大Mさん
ファンタジー1、図鑑1
恋人に唆されて、新興宗教の現人神となった青年。

PC3:ミッチ PL:おいでませ妖精郷
バトルヒーロー2
以前親友と絵本を書いていた民俗学者。

PC4:ルイス・ブルームスベリー PL:silverpenguin

経験を積むために日本に来ていた警察の禁書対策課。
ある日箕原市に住む赤坂とミッチの周囲に異常な事態が起こる。
いつものように信者たちに崇め奉られていた赤坂は、突然めまいのようなものを感じる。
めまいが落ち着いてから辺りを見渡すと、そばにいた信者たちや恋人は皆イノシシの被り物を被り、
「儀式を行わねば!」といって出ていってしまう。

同じ頃大学で講義を行っていたミッチも、同じようにめまいを感じる。
やはりというべきか、講義を受けていた学生たちはイノシシの被り物を被っており、
授業が終わると同時に「もうすぐ儀式だね。」と言いながらどこかへ行ってしまった。

それから少し後、サンダースとルイスはセントビブリオ(禁書事件に対応する組織)に呼び出され、
箕原市で起きた禁書事件についての調査を命じられる。
現場に向かった二人が見たのは、イノシシの被り物を被った人々。
さらには、叫び声をあげながらまるでイノシシのように疾走する一人の男を目撃する。
あっけに取られていると、男の背中にどこからともなく弓が突き立ち、男は倒れてしまう。
ルイスは応急手当てをしようとするも、男は神社の神職らしき人たちに連れていかれてしまう。
神職曰く、「この者はイガミ姫への捧げものとして選ばれた」らしい。
またサンダースは男を撃った、犬の被り物を被った人物を発見。
追いかけようとするも距離が離れていたため、逃げた方向を知るだけにとどまる。

その後、この町で一番怪しいのは赤坂だろうということで、
サンダースとルイス、ミッチは赤坂のいる神社に向かう。
信者たちが居なくなったため、赤坂自身が意外なほどフランクに対応してくれた。
赤坂もこの異変の被害者だったため、4人で原因を調査することに。

まずは情報収集をしようとする一行だったが、道行く人々から、
「どうしてイノシシの被り物を着けてないの?市役所でもらえるよ。」
と怪訝な目で見られたため、いったんイノシシの被り物をもらいに行くことに。
市役所でイノシシの被り物をもらったところ、何やら被らないといけないという衝動に駆られるPCたち。
なんとかこれに耐え調べてみると、この被り物を被ると今町で行われている儀式は当たり前で正しいものだと思ってしまう、
危険な被り物であることが分かる。とりあえずミッチの家に置いていくことになる。

その後、図書館で聞き込みやイガミ姫について調べることになる。
イノシシの被り物をつけてないままでは人々に怪しまれるので、
赤坂とミッチは人目を忍んで図書館でイガミ姫について調べ、
サンダースは真正面から言いくるめることで人々から情報収集をおこなった。
ルイスは辺りの人に見とがめられてしまったため、赤坂の神社に一時避難していた。
情報収集の結果、イガミ姫は五穀豊穣の神であり元々はイノシシを捧げていたが、
現状ではイノシシが居ないためイノシシに扮した人を捧げるということ、
イガミ姫を祭る神社は猿田彦神社の中にあること、
そしてイノシシ役の人を捧げる儀式は今晩行われることが分かる。

その帰りに犬の被り物を被った人たちはPCたちを探している場面に出くわすが、
変装技術によって自前でイノシシの被り物を作ったサンダースが対応。
イノシシの被り物がこの町製でないこと見破られるも、他の地方の同じような祭りのものだと言いくるめ、
追手を別の場所に誘導することに成功した。

あまり時間もなく、人が集まらないうちにいた方がいいだろうということで、イガミ神社に向かうPC達。
隠密して侵入するも見張りに見つかってしまい戦闘に。
幸い見張りはそこまで強くなかったため、特に苦戦せずに勝利。
そのままイガミ神社へとたどり着く。
そこには音信不通となっていた山野 かすみという学者が、「イガミ姫」と題された禁書をもって佇んでいた。
山野は儀式の邪魔はさせないと戦闘を挑んでくる。
こちらは先ほどの見張りよりは強いもののそこまで強敵ではなく、無事に勝利。
すると山野は自身の生命力を捧げることで、イガミ姫を召喚してくる。
高いHPと防護値、そして複数攻撃に苦戦するも、全体的に高めのダメージが出たおかげでなんとか勝利を収める。

禁書「イガミ姫」を封印すると、人々の頭からイノシシや犬の被り物は消え、普段の生活が戻ってきていた。
山野も衰弱はしていたものの病院に搬送され命に別状はなかった。

こうして、箕原市に平和を取り戻したPCたちは各々の日常へと帰っていくのであった。
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