ストームブリンガー紹介特別編:ストームブリンガーQ&A
ストームブリンガー紹介特別編
ストームブリンガーQ&A
文責:平司祭 ラジーカ
●取り敢えず・・・
ラジーカ(以下、ラ):皆さんお久しぶりです。平司祭のラジーカです。しばらくの間、法の執行人1どもに命を狙われておりまして、記事を書いている暇がありませんでした。この記事を楽しみにしている方には大変申し訳なく・・・
万能デーモン2U(以下、U):
何を言っているんですか。そんな人いる訳ないじゃないですか(決めつけ)。
ラ:うるさい!貴様、一介のデーモンの分際で。忘却界3に送り返されたいか!
U:いえいえ。滅相もございません。いまのはただの冗談で・・・
ラ:わかればいいんだ・・・オホン。失礼しました。今回は「ストームブリンガー4」というRPGを新入生の方にもわかりやすいようにQ&A形式で・・・
U:良くあるパターンだ。
ラ:何か言ったか?
U:は?私は何も。
ラ:一人言はつつしめよ。オホン。Q&A形式で説明したいと思います。
●ストームブリンガーというRPGについて
ラ:まず、最初の質問は「ストームブリンガーって何?」というものですね。
U:そりゃあ、バッタバッタと敵も味方もお構いなしに人を殺しまくれるという・・・
ラ:黙れ(怒)!えーっと、ストームブリンガーというのはですね。マイケル・ムアコックという人が書いた「エルリック・サーガ5」という小説を背景世界にしたファンタジーRPGでして、基本的なシステムは「クトゥルフの呼び声」などと同様のベーシック・ロール・プレイング・システム6・・・要するに対応する技能や成功率以下をD100を振って成功すればよいというあれです。
U:しかし、今さらこんな廃版7になったRPGなどやる奴の顔が見たいもんだ。ハッハッハッハ。
ラ:むぅ。それは言わない約束でしょう(泣)。
●新王国
U:それより、次の質問が来ていますよ。「背景世界はどんなところ?」だと?愚問だな。こんなのポイっと。
ラ:わー、勝手に皆さんの質問状を捨てないでくれ。どれどれ。ふーむ。なかなかいい質問ですね。さすが、ルルイエ8出身のKさん。だてに「深きものども9」をやっている訳では・・・
U:ラジーカさま!話が脇にそれておりませぬか?
ラ:そうだった。以下、気をつけるとしよう・・・で、背景世界ですが、新王国世界と言いまして、強大な魔術を武器に一万年ほど世界を支配してきた非人類種族のメルニボネ帝国が衰退し、各地にメルニボネ帝国のくびきを脱した人類の王国が新たに興り始めているという世界です。新たにといっても500年ほどは経っていますけれどもね。
●法と混沌
U:まるでソー○・×ール▲10の背景世界みたいですな。■ードス島11でしたっけ?
ラ:お前、わざと間違っているだろ。まぁ、言われてみればそんな気もするな。えーと、歴史的背景には似かよったところもありますが、この世界では法の勢力と混沌の勢力というものが相争っています。法は「秩序・停滞」を表し、混沌は「無秩序・無限の可能性」を表しています。法が善、混沌が悪という単純な公式は当てまりません。現実の世界と同じく絶対的悪も絶対的善も存在しません。
U:ハッハッハ、悪人とか善人とかいう人種がいるならお目にかかりたいもんですな。そもそも善と悪などというのは単純なこと大好きなア×リカ12の奴らが押しつけてきた考えでしょう.
ラ:言いすぎだぞ。最近ビルが崩れて大変だったみたいだからな13。
U:かわりに無差別殺戮しているからいいじゃないですか?『不朽の自■』とか言うらしいですよ。矛盾した名前だ14。
ラ:だから、やめろって(笑)。まぁ、ともかくこのような法と混沌の勢力が互いに争い合っている世界が舞台となっています。さらにこのような法と混沌の間の争いは新王国界だけではなく他の世界15でも行われており、法が勝利を治めた世界も混沌が勝利を治めた世界も存在します。しかし、どちらか一方だけが勝利を治めた世界は死に絶えます。何故なら、法が勝利を治めた世界ではあらゆる可能性が否定され、何の変化もなくなり無の世界となります。
U:何て素晴らしい世界なんだ。
ラ:こらこら(笑)。お前は混沌の世界の住人だろ。えー、一方、混沌が勝利を治めた世界ではあらゆる秩序が失なわれ、すべての物質が混ぜ合わされた安定のない世界となります。まぁ、この両者のバランスがとれた世界が人間に取って住みやすい世界と言えますね。ちなみに新王国界は均衡点よりいささか法の側に傾いておりますが、ある事件をきっかけに混沌の側に傾き始めます。
U:まったくどんな事件なんですかね?
ラ:そうだな。興味のある人には「エルリック・サーガ」を読んでもらおう。
●魔術
U:次の質問は「魔術をわかりやすく教えて」か。そりゃあ、「ティルトウェ△ト16」とか「ナ◇サキ・ヒ■シマ17」辺りで唱えればいいに決まっているじゃないですか。
ラ:またわかりずらいネタを振りよって。えー、新王国世界では「ファイ×ーボール」と唱えれば、火の玉が指先から飛び出るというような魔法は使えません。法の勢力の影響が大きすぎて、普通の人間には直接魔力を行使することができないからです。かわりに他の世界から魔力が使える魔法生物を召喚して魔力を行使してもらうことができます。この魔法生物には4大精霊、法の世界の住人である力天使(ヴァーチュー)18、混沌の世界の住人であるデーモン19などがいます。
U:私のことですな。
ラ:うむ。魔術師はこのような魔法生物を召喚して協力をしてもらったり、封印したりします。魔法生物はその魔力に応じていろいろな事ができます。例えば、火の精霊であれば火を吐いたり、デーモンであれば、知識を教えてくれたり、代りに戦ってくれたりもします。まぁ、その魔法生物にできそうなことなら何でもできるということです。
U:まぁ、一般的には私のように召喚された上に封印されます。
ラ:このような魔術は一部の優れた人間20にしか使えません。しかし、普通の人であっても根性さえあれば魔法生物を封印したものを手に入れて魔法生物を使役することができます。例えば、このUを封印したバンダナ21を親愛なるビル22に渡せばUの主人はビルになるわけです。
U:ああっ一般保護違反でラジーカ様に殴り掛かってしまう!!
ラ:やめんか!まぁこのように封印物23を渡された人に根性と運さえあれば24魔法生物を使役できるようになりますが、失敗すると大変危険な目25にあいます。ちなみに最初に魔術師が封印するときにも同じように根性を試され、同様な危険にあう可能性があります。しかし、このような封印物を利用してしか魔力を行使できないのですから、封印物は冒険の報酬などとして取り引きされる場合が多いです。
U:取り引きしないで欲しいものですな。人をもの扱いするなど・・・
ラ:お前は人じゃないだろ。
U:ちっ、バレてましたか。
ラ:ちなみに強力な魔術師になれば混沌や法の神々、それに準ずる力を持つ植物の王や野獣の王26、精霊の王27などを召喚することさえできるようになります。但し、封印することはできないので、協力を仰ぐという形になると思います。
●カルト
ラ:次の質問は「カルトって何?」か。
U:そりゃあ、オ○ム28のような連中の事でしょう。
ラ:おいおい(笑)。カルトというのは宗教団体のこと・・・うーん。オウ▲のような気がしてきたな。
U:そうでしょう。
ラ:まぁ、説明を続けるか。既に説明した法と混沌の勢力にはそれぞれ神々が存在しています。そして各々の神29に対してその神を信仰する司祭や信者などからなる信仰団体があり、これをカルトといいます。他にもこのような神々だけでなく、風火土水の4大精霊の王を信仰するカルトもあり、信者の数はこちらの方が圧倒的に多いですね。
U:マイナーどころでは灰色の神々30とか植物の王、野獣の王などのカルトも・・・
ラ:ないない(多分)。話をそらすんじゃない。このようなカルトには司祭、執行人、平信者があります。平信者というのは普通に神様を信じている人達の事で、カルトに対して何らの義務・責任もないかわりにどのような特典も得られません。司祭というのはこのような平信者に宗教の伝道をしたり、新たな信者の獲得をしたりする人たちのことで、普通のお坊さんとか神父とかいう人達がやっているのと同じです。執行人はカルトの闇の部分をささえる人達のことで信仰している神に魂を売り渡しており、自らが信ずる神の勢力を増すために敵対するカルトに実力行使したりします。
U:つまりは平信者というのは在家信者や出家信者、司祭というのは上○31のようなやつのこと、執行人というのは井×や早■32のような連中のことですな。
ラ:だから□ウムとの対比はやめてくれ。このようなカルト間の対立には混沌対法
、4大精霊間だけでなく、混沌の神のカルト間の対立も存在します。あと、法はあらゆる魔法的なものに敵対しておりますから、精霊カルトにも敵対しています。
U:だから、法の連中は長生きできないんですな。
ラ:しかし、このような司祭や執行人にも特典がいくつかあります。それは神からの恩寵の度合を表わすエイラーン、それと護符です。エイラーンは神の意にかなう事をすれば上昇し、意にかなわないことをすると減少します。このエイラーンを使えば自らの精神力(POW)を増やしたり、神の介入を受けたりできます。一方、法や混沌の護符には敵対する勢力の力を感じ取る力があります。精霊カルトの護符にはこの能力はありませんが混沌や法のカルトより危険が少なくてすみます。
U:面白みのない話ですな。
ラ:さらに執行人には司祭にはない特典があります。これはカルトにより異なります。例えば精霊カルトの執行人であれば同カルトの精霊を一体封印して使役できる上に同カルトの精霊からは攻撃されません。法のカルトであれば通常の人の二倍強靭な体になり、年をとらなくなる薬をもらえます33。混沌のカルトであれば、一体のデーモンを支配でき、デーモンの魔力の影響を受けにくくなり、さらに不意打ちをされないという魔力が護符に付加されます。
U:しかし、この事は普通の人は知らないはず、教えるのはまずいのでは・・・
ラ:ああ、そうだった。というわけで皆さんも執行人になればどういう特典があるかわかります(笑)。このように執行人は多くの特典がありますが、一方、種々の不利な点があります。まぁ、これも執行人になればわかります。執行人は司祭と異なり、神殿に縛られずに諸国を放浪している場合が多いようです。さらに司祭と執行人の特典が異なるために司祭の中には執行人であるものもいるようですね。
U:ラジーカ様もそうですな。
ラ:余計なことは言わんでよろしい。まぁ、普通に冒険をしたい人ならカルトに関わらない方が無難です。その方が危険が少なくてすみます。
U:かわりに面白みもないですがね。
●噂その1について・・・
ラ:次の質問は「ストームブリンガーではPC同士で残虐なことをやりあった上に最後は壮絶なパーティーアタックになるというのは本当ですか?」か。
U:良く知っていますな。その通りですよ。
ラ:黙れ(怒)。答から言えば、普通はそうはなりません。私が悲しく思っているのはこの京大RPG研ではそのような偏見が広まっているという点ですね。何でこんな偏見が広まっているのでしょうかね。
U:あなたのせいでしょう。
ラ:そうじゃないと思いたいところなんだが・・・
U:しかし、北へ向かったU君はその洗礼を受けていたようですな。
ラ:あれは本人に問題があるのだと思う。まぁ、この場を借りてOBのK’さんに意見を述べてもらいますか。
K’:初めまして。K'です。今は浜っ子です。では私のストームブリンガーに対する意見を述べさせていただきます。ストームブリンガーは本来、新王国世界で悲劇的色合いの濃い「エルリック・サーガ」のような話を楽しむためのものだと私は思います。他の方がどう思っているのかは知りませんがね。無論、ハッピーエンドで終わる話でも特に問題ないとは思います。私もそのような話は嫌いではありませんから。ここで明言しておきますが私はPC同士が殺し合うように指向したシナリオを作ったこともありません。そのようなことを指向するPCにはそれ相応の制裁を加えています。まぁ、そういう訳で私のシナリオにはその辺りを分きまえていないプレイヤーは遠慮していただきたいものですね。まぁ、仮にそのようなシナリオを作ったとしても3部とかで余興でやることになると思います。もちろん、シナリオの傾向をプレイヤーに明言してからにすると思いますがね。ですから、他の人がプレイヤーにそのようなシナリオをやるのを明言さえしていれば、止める気はさらさらないですね。
ラ:どうも貴重な意見をありがとうございました。
U:なにを一人芝居をやっているんだ。
ラ:うるさい。K'さんを送ってさしあげろ。
U:はっ、では、テレポートで・・・おお、ささいな事態34が起こってしまった。まぁ、構わんだろ。目と鼻など適当なもんだし・・・
ラ:構うに決まってるだろ。
U:そんなものですか?
●噂その2について
U:次の質問は「ストームブリンガーではプレイヤーはサル扱いされるそうですが、本当ですか?」か。はっはっは、その通りだ。サァルども。
ラ:やめろって(笑)。まぁ、過去にそのようなセリフを吐いたマスターもいるようですね。新王国世界ではメルニボネ人35やダルジ族36のように人類が類人猿だったころから高度な文明を誇っていた種族もいる訳ですから、このような非人類種族にサル扱いされることもあるかと思います。特に先ほど出てきたK原さんはダルジ族が好きなようですからそういうセリフを最後の敵から言われることもあるかと思います。
U:まったく、ワンパターンな奴ですな。やはり、ここは「黒と白の・・・」37シリーズを形成したU君のようなマスターの方がおもしろいと思いますが・・・
ラ:まぁ、人それぞれだからね。ちなみにK’さんのシナリオに行けば必ずサル扱いされる訳ではありません。あしからず・・・
U:U君のシナリオに行けば必ず白●38が黒●39の肉を食べる40という訳ではありません。あしからず・・・
ラ:そうなのか?
U:たぶん・・・。
●噂その3について
ラ:次の質問は「ストームブリンガーではキャラクターが死にやすいって本当ですか?」という質問ですね。これは残念ながら本当です。戦闘ではクリティカルヒットを受ければ死ぬことが多いですし、戦闘が終わっても、治癒魔法に相当するものがないですから、キャラクター達は自然治癒力を助ける薬草などを使って傷を癒すことになります。
U:何を言っているんですか。私はひとりでに傷が治ってしまいますよ。
ラ:それはデーモンだからだろ!えー、一部のデーモンには自分の傷を再生する能力を持つものもいます。さらに他人の傷を癒す能力を持つものもいます。まぁ、このようなデーモンが使えるのはまれですから、薬草を手に入れておく方が無難ですね。さらに戦闘はできるだけ避けるのが基本でしょうか?これはどの
RPGでも当てはまるかと思いますけどね。心配しなくとも大抵のマスターなら手加減をしてPCが死なないようにするはずです。ですから、安心して・・・
U:そうですか?私なら手加減しませんが・・・
ラ:ま、そういう人もいるかも知れんな。
●最後に
ラ:えー、いかがだったでしょうか?ストームブリンガーに対して疑問のある方は編集部にお便りを送って下されば私とUが教えてさしあげます。
U:そんな奴いる訳ないでしょう。
ラ:そんなに忘却界に帰りたいか。
U:いやぁー、皆さん。お便りお待ちしていますよ。