常春の島2.0レポートと感想

2月24日に行われたセッションのレポートです。

システム:SW2.5
シナリオ名:常春の島2.0
(昨年度の「常春の島」の魔改造版、オチとNPCの名前以外別物のはず?ちなみにGMは私鳩豆です)

・シナリオトレーラー
季節は真冬。冒険者たちはアルフレイム大陸北東部の海を舟で進んでいたところ、嵐に遭い極寒の海の中に放り出されてしまう。
幸運なことにエルフたちが暮らす小島に漂着し一名を取り留めたが、なんとその島は春のような暖かさであった。

トロピカル因習アイランド(といっても沖縄ぐらいのトロピカル度)にようこそ!
島も君たちを歓迎しているよ!

・レギュレーション
5~6レベル帯(世界観的には中堅ぐらい)、基本戦闘

・遭難した哀れな冒険者たち(PC)
PC1 マルン/タビット/男 田舎者の妖精使い、えらいらしい。
PC2 クリス/シャドウ/男 二刀流フェンサー、異なる価値観に寛容。
PC3 ジャネット/人間/女 フェンサー&ライダーのギャル。騎獣はペガサスのシマシマちゃん。
PC4 アラルド/人間/男 真面目なソーサラー、きれい好き。
全体的にまともなキャラクターが多い印象。
あらすじ
乗っていた船が嵐で沈没した四人は冬なのに異様に暖かい島、通称「ユルナの島」に漂着し、一命を取り留めた。
その後ペガサスの背に乗り島の偵察をしている途中に男女のアンデッドが現れたが倒し、島の若者に案内されて一行は島の内部の村に入ることができた。

その島は一見してエルフたちが暮らすのどかな島だったが、謎の「女神」信仰や四人に反応するかのように不自然に花が咲く怪奇現象、謎の精神抵抗判定(マルンが失敗し島にずっと居たいような不思議な気分になってしまったが、元からのんびりした性分え仲間はあまり異変に気が付かなかったようだ)島の周り以外は大嵐という異常気象など不可解な点が多数あり、おまけに嵐が四人の脱出を阻んでいた。
さらに、先ほどのアンデッドの女の方は島民シンシアの娘であることも発覚。アンデッドたちは無事に埋葬されたが謎は深まった。
また村長は島にいる人数が四人の漂着により100人を越えたことで、「女神」が喜ぶという謎の発言もした。
シンシアは翌日、嵐が止んだら舟を出して四人を大陸に送り届けると言うが...

島を怪しんだ四人は、主にジャネットの提案でその日の夜のうちに「女神」とは別の祟り神「黒いエルフ」の祠に祠を管理するシンシア一家の目をごまかしながら突入し、そこで女神の正体がはるか昔に領主の妹により召喚され、彼女と融合した魔神であり、島の人口が100人を越えると島の人族を喰らい強大化する(それこそこの皿状の島は生贄の乗った皿だったわけである)ため目覚めることや、100人を越えないようによそ者や幼児を殺す役割をシンシアの一族が担っていたこと、「黒いエルフ」の正体が魔神の召喚に巻き込まれたこの島の元領主のノーブルエルフだったことを知る。

島から出る方法が魔神が自然に目覚める前に無理やり引きずり出し倒すことだと知った四人は「黒いエルフ」の笛の音の助けを借りつつ魔神と魔神に操られた島民を倒し(先ほどの精神抵抗失敗のせいかマルンは調子が出ず、二回連続ピンゾロを振っていたが)、支配が解けたシンシアの舟で島から脱出した(なんと島に着いたのが夕方で島からの脱出は早朝というスピード攻略)。

島の気候を変えていた魔神が倒されたことで島は元どおりの極寒の地となり、島民は住処を失ったが、四人は冒険者ギルドに島民の保護を掛け合うなどアフターケアも行った。
ともかく、4000年に渡る魔神の脅威は遂に無くなったのだった。


余談(ただの感想)
ペガサスで上空から島を偵察された時と祠に直行された時はかなり焦った。
祠直行はある程度想定していはしたが、夜の内に行くとは思っていなかったし、せっかくPCが祠に行くのを止めるNPCも用意したのにペガサスをおとりにする作戦を取られまんまと出し抜かれてしまった。
あと私が考えていたより爽やかなシナリオだったと言われてしまった。幼児の殺害教唆やよそ者を問答無用で始末していたNPCの事情もあっさり理解されてしまい、許されていたし...
ちなみに、このシナリオを制作するにあたってNPCの立ち絵と一部画像資料を用意しましたが、一番のお気に入りは黒エルフが描かれた「ホラー映画の子供が描く絵」風味のイラスト。「DaD,MoM,Me,He」とか書かれているやつ。
それとNPCの立ち絵に労力の8割を持っていかれた。しかも黒エルフの立ち絵は間に合いませんでした。なにをやってたんでしょうか。
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