数字の力

アリアンロッド GM:S

阪大の方をGMに迎えてのセッション。タイトルは『姿無きコンドル空爆隊!!!』英雄的な話をやるという。レギュレーションは、経験点一万点。未知の領域に、一回生は挑んだ。
(ストーリー展開以外の報告に力を入れています。ネタバレ含む。)
プレセッション
卓分けの際に、明らかに警戒されていた(ような気がする)。私は翌日予定があった。それゆえ、長時間に及びそうな卓を避け、ラヴクラフトプラスをやろうとした。が。明らかに困っているので、勇気を出して卓移動。おそらく京大RPG研において空前絶後であろう、未知の領域。明日の予定に囚われるべきではない!という気分で卓分け完了。
レギュレーションは、あくまで目安だったらしい。

「GM:レギュレーションの希望はありますか?」「自分:五桁以上でお願いします。」「周囲:ハア!?」
少々誤解を招いたが、一万点に惹かれて来た事を説明、分かってもらえた。最初から一万点と言えば良いものを。
買い出しで、阪大ではセッション中にお菓子を食べないと聞く。カルチャーショックだ。結局買ったお菓子は最後まで残っていた。

キャラメイク
転職も考え、レベルは44に。スキル90個は、見える世界が違う。欲しいスキルをリストアップして削っていく。完成系から成長過程を考える。そして出来うる事が多すぎる。初心者らしく、アドバイスは受けていこう。有名どころは押さえよう。ライフパス?人工生命ですが何か?(スキルが一個多く持てる)

そんなこんなで出来てきたが、初心者の悲しさ、他が買い物を終えてもスキルが絞りきれていなかったり、もはやスキルを数えることも覚束なくなったり、結局買い物は最低限しかできなかったりで、セッション開始前からくたびれた。まあそれを覚悟で入ったんですけど。
そうしてできあがったギルドだが、メンバーの能力は大雑把にしか把握できていない。むしろ自分のPCですら怪しい。そんな感じ。

覚えている、記録にある範囲で紹介。(・名前:特徴。種族。)
・ヴォルト:かなり固い。ドゥアン。
・キール:攻撃魔法を使う。セージでもある。エルダナーン。
・レグルス:命中判定ではいっぱい振っていた。そして高威力。ネヴァーフ。
・テレジア:殴れるプリースト。天才少女。ヒューリン。
・オラゴ:他と比べて地味。シナリオ技が多い。エクスマキナ。自PC。
打合せもない(と思う)のに、見事に種族がばらける。しかし、ギルド名はデウス・エクスマキナ。はい、私の提案です。圧倒的実力で事件を強引に終わらせる、そんなイメージ。

ここで阪大側のテレジアのPL、キャラクターシートに見事なイラスト。そのキャラクターと相まって、強い印象が残った。イラスト欄はメモだと思っていたが、やはりイラストは威力があると知る。そして京大側がPC紹介でセリフを考える事に驚かれる。そういえばネットでそういう話は聞かなかった。けっこう特殊なものだったのか。異文化交流の成果であった。

堂々の出撃
セッション開始。
突然本拠地に飛び込んできた男。どうやら、魔族の大侵攻が始まったようだ。人類の勢力を一つの島に集め、魔族の艦隊を迎え撃とう、という事らしい。そこで、人類有数の冒険者である自分たちにもお呼びがかかったという。速やかにその島に向かう。
島に着くとテレジア、勝手にその辺の英雄を以前助けた事にしてみたり。

そして情報収集に入るのだが、それを考慮していたPCは少なく、苦戦を強いられた。ただ、高い知力とセージ力、予言能力(GMへの質問)のおかげでどうにかなる。そして近くの海岸で防御することに。
ヴァンスター帝国は滅ぼされたらしい。

ギルドVS艦隊
海岸では、次々とやってくる船を阻止しつつ、灯台を守るというシチュエーション。スクエアマップをフルに使ったSLG風の戦いだった。ヴォルトが塔をかばい、皆で全力で掃討。レベル差が大きかったせいで、死の危険こそなかったものの、ぎりぎり落ちるか落ちないかの耐久力、ばらけながら進む敵艦隊、艦載機の分離など、掃討は相当大変だった。…失礼。

特筆すべきはそのマップ。ちょこちょことギミックが入っていて、実際の地形写真を使用し、小型のホワイトボードに紙を乗せ、磁石付きのコマを並べる。かなり凝った作りであった。

最終戦闘を意識して、リソースを節約しながらの戦いとなった。いつしか敵がたまってきてきつくなってきた所に、脅威が迫る。そう、『姿無きコンドル空爆隊!!!』が。

コンドルの恐怖
時間制限が迫り、最終ラウンド直前。一気に大量のユニットが出現、スペックは不明だが、このターンに突破される事は無いだろうとタカを括って様子見とした。場面全体攻撃が一発だけあったので、次のターンに敵が出てきたら一掃しよう、という判断だった。

しかし、コンドルは早かった。一手番で突破されてしまった。ここで議論勃発。次に来る戦力と敵を通す事による影響が不明な事、シナリオ制限技の使用など、なまじ対処できる事もあり、迷う。
結局そのラウンドで技を使い、倒し切る。次のラウンドの増援は…なかった。

最終戦闘
最終戦闘は、PCの居ない場所から侵攻してきた、ボスっぽい魔族と爆撃隊。先ほどのマップの紙を変える。地図の縮尺は同じらしいのだが、拡大したように感じる。ふしぎ!

爆撃隊は先ほどの結果から倒せると分かっている。そしてボスだが、「自分:リソース余ったら倒しませんか?」「皆:もういい…。」いい加減長時間やっていて、テンションも体力も足りない。撤退するボスを見送るのであった。
危機を乗り越え、人類の反撃が始まる。多分。

アフターセッション
経験権を大量に入手。経験点計算をやる事はほとんど無いので、ちょっと新鮮だった。
お菓子を食べながら、それぞれの傾向の違いなどについて、色々と話をするのであった。

感想
プレイヤーに思考が要求され、中盤からはロールプレイを入れる余裕が無かった。
今回は、ボードゲームとしての要素を楽しんだ、という所か。バランスは絶妙。
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