バカな・・・早すぎる・・・

システム:でたとこサーガ GM:阪大Tさん
1/12に行われた阪大交流会でのセッションレポートです。

システム紹介
エネミーと軽い世界設定だけ決めれば遊べるお手軽ファンタジー。PCの属性も勇者・姫・ドラゴン・魔王など自由自在。

PC紹介
PC1:エリュー (謎・ドラゴン) PL:イクリプス
好奇心旺盛な幼いドラゴン。

PC2:ベル (暗黒・戦士) PL:ゆったん@
とある魔王に使える暗黒騎士。

PC3:森田九郎 (死霊・メカ) PL:阪大Hさん
ロボットに憑依してしまった幽霊。

PC4:ラーラ・リゴ (神聖・妖精) PL:阪大Kさん
ゴリラの研究をしている妖精。今回の案内人。


 最近話題になっているゴリラたちの暴動。それは、荒ぶるゴリラの霊によって引き起こされたものらしい。穏やかだったはずのゴリラたちに、いったい何が起こったのか。その謎を解き明かすべく、PCたちはアマゾンの奥地へと向かった......
 ゴリラたちに異変が起きているという密林を訪れたPCたち。その周りをいきなり影が包んだかと思うと、上空から大量の黒い物体が落ちてきた。空から降り注ぐ大量のゴリラ――ゴリラ豪雨。着地したゴリラたちはPCたちに襲いかかってきたが、エリューによって押し潰された。

 ラーラの案内で密林の奥へと進むと、ゴリラたちの神殿に辿り着く。普段ならゴリラたちが来ているはずだが、神殿はもぬけの殻であった。祭壇に置かれたバナナ像の前に立つと、ベルは突如バナナ神の神託を受ける。曰く、大いなるガイアが近年の環境破壊を嘆き、流している涙こそがゴリラである、と。

 神殿を出て、ゴリラたちの集落へと向かったPCたちだったが、ここからもゴリラたちがいなくなってしまっていた。どうやらゴリラたちが祀っている山へと向かったらしい。

 山の頂きには、かつてのゴリラの英雄が眠る墓があり、PCたちが近付くと英霊が話しかけてきた。ゴリラの霊を鎮めに来たことを話すと、その資格があるか試したいと言って戦いを挑まれた。なんとか試練を乗り越えたPCたちは、英霊ゴリラの加護を受けた。

 偉大なるゴリラの霊に会うには、山の火口へと飛び込まなければならないらしい。覚悟を決めて飛び込んだPCたちは、気付くと緑豊かな地に降り立っていた。見回すと、いなくなっていたはずのゴリラたちが。ここは、ゴリラたちの楽園なのだ。そう感じると同時に、PCたちは自分たちを包み込む偉大なる存在を知覚する。そう、ここは既にPCたちが探していたゴリラの霊、グレート・ジャイアント・ゴースト・ゴリラ(GGGG)の内側であった。

 激闘の後、PCたちはついにGGGGの意思を打ち破った。しかし、ニンゲンたちによる環境破壊が続けば、また同じ事が起こるだろう。ベルは、魔王が世界を支配した暁にはゴリラたちの住みよい森を守ると約束して、GGGGは今一度眠りについたのだった。

-完-
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