最期の一言

システム:BBT GM:金目鯛の煮付け
近大交流会2部で行われたセッションのセッションレポートです

[キャラ紹介]
PC1:近添華蘭 魔の名:ドレッドノート PL:近大Tさん
魔を刈るために夜を駆ける中学2年生の魔法少女

PC2:近衛行成 魔の名:トワイライトブレイド PL:Spada
生きるのに疲れた吸血鬼に力と始皇帝の剣を与えられ半魔となったダンピール。
PC3:クラムチャーダン           PL:近大Mさん
ドラキュラ伯爵のクローンであるダンピール
PC4:神崎葵               PL:よみしき
公立高校に通っている高3の半魔(異能者)
PC5:三田月日 魔の名:バルバトス     PL:みそかつ
不幸体質に悩む16歳の少年(マッドサイエンティスト/ギアライダー)

佐賀県唐津市、古い伝承が残る街で、暗躍し始める複数の半魔がいた。
ある者は「死者の声が聞こえる」という伝承を頼りに、ある者はかつて焦がれた人間を忘れられなくて、ある者は先輩の死の真相を探りに。
そんな彼らを待ち受けるのは、歩く死体……ゾンビの大群だった。
異常解決のために東奔西走する中で、この街に隠された秘密と、少女の悲哀が明かされる。
ビーストバインドトリニティ「最期の一言」
心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。
キャラ紹介
PC1:近添華蘭 魔の名:ドレッドノート PL:近大Tさん
魔を刈るために夜を駆ける中学2年生の魔法少女
古谷雪美が過去の事件で多数を優先するために少年を犠牲にして以来(実際は気づいていないだけで見殺しにしたわけではない)袂を別っていたが、そのことを後悔しており彼女の仇討ちを誓う。甘い性格だったが魔法少女として戦う内にすれていき、無鉄砲な戦いをしている。ドレッドノートの名はその戦い方への蔑みに近い何かである。
PC2:近衛行成 魔の名:トワイライトブレイド PL:Spada
生きるのに疲れた吸血鬼に力と始皇帝の剣を与えられ半魔となったダンピール。
親の吸血鬼と同様に生きる意味を見いだせず、始皇帝の剣の囁きのままに魔物を狩っていたが、山田絵里子と出会い人々を守ることに生きる意味を見いだした。しかし、戦いのさなかに剣の力に巻き込まれ彼女が死んでしまいそれ以来剣を封印していた。だが、この事件を解決するためにまた剣を抜いた。
PC3:クラムチャーダン           PL:近大Mさん
ドラキュラ伯爵のクローンであるダンピール
その偉大さを受け継いでおり物理的に巨大化できるが、後に作られたクローンの方が性能は良く、用済みとなり廃棄された。そのため、組織から逃げ出したが逃がしてもらえるはずもなく危うく殺されるところをボルガ・ココノカによって救い出された。その後、ラーティスの一員として迎えられ活動していた。
PC4:神崎葵               PL:よみしき
公立高校に通っている高3の半魔(異能者)
自分の能力に自覚して以来周りから迫害される夢を見るようになり、周りから嫌われないように明るく社交的なキャラを演じるようになった。沖原淳子という昔からの幼馴染みがおり、彼女には力を知られない限りは味方でいてくれると感じている。また、あまり社交的ではない淳子をよく無理矢理遊びに誘っている。
PC5:三田月日 魔の名:バルバトス     PL:みそかつ
不幸体質に悩む16歳の少年(マッドサイエンティスト/ギアライダー)
人を助けるために戦うというラーティスの考えに共感し活動に参加している。自作したロボット、バルバトスにのって人々を助けることとロボの素晴らしさをしめすことを目標としている。団長が最後に伝えたかった事を聞くためにクラムとともに唐津市に向かった。

〈オープニング〉
 近添華蘭(PC1)は魔法少女として活動していると、疎遠になっていた先輩魔法少女の古谷雪美の血抜き死体を発見する。その現場に遅れてやってきた伝説の魔法少女三城ひかりと上条さきの二人から頼まれて、ともにこの町で発生している魔法少女が血抜き死体として見つかる事件の調査へと向かった。そしてその最中、洋館から強力な魔力を感じその洋館へと向かうのだった。
 近衛行成(PC2)がいつも通り朝食の準備をしていると、かつての恋人が変わり果てた姿で現れた。彼女は完全に理性を保っておらず周囲に襲いかかったため、仕方なく近衛は彼女を再殺し同様のゾンビが町中にいることに気づく。その騒動を解決するためにゾンビが集まっている洋館へと向かった。
 ラーティスのメンバーであるクラムチャーダン(PC3)と三田月日(PC5)は、団長のボルガ・ココノカの最後の言葉を聞くために、死者の言葉が聞けるという唐津市に電車で向かっていた。すると、その電車がゾンビの襲撃を受け、そのゾンビがとある洋館に集まっていることに気がついた2人はその洋館へと向かった。
 神崎葵(PC4)は友人達とともにある洋館へと肝試しに来ていた。だが、そこにいたのは無害な幽霊などではなく、ゾンビだった。関係が壊れる恐怖から力を使えなかった葵は友人達とバリケードを築きながらゾンビ達から逃げ回る。だが、一人一人と友人達はゾンビの犠牲となっていった。

〈ミドル〉
 洋館に集まった面々は生徒達がゾンビに襲われている場面に遭遇する。ひかりとさきの二人の協力もあり無事ゾンビを撃退したが、神崎はその半魔の力を友人達にみられてしまいその事に混乱した友人の一部がゾンビの犠牲になってしまった。だが、そんななかでも淳子は葵を慕い続け、そんな淳子を事件に巻き込まないために葵は彼女に比較的安全となった洋館で待っていることを望み、淳子もそれに従ったのだった。その後、町の各地で発生しているゾンビへの対処や、血抜き死体事件の調査などのために町へと一行は繰り出した。
 調査にひかりはリアル割れを恐れて協力してくれなかったが、さきは協力してくれその甲斐もあり、唐津市は冥界ドミニオンが急接近する特異点であることや、そのためにゾンビが大量発生していること、半魔のゾンビも確認されているが強力な半魔ゾンビは確認されていないこと、血抜き死体で発見される魔法少女には魔法による殴打痕があり白い服の魔法少女が現場周辺で見られていることなどが判明する。その、白い魔法少女について調査すると、なんとその魔法少女の特徴が三城ひかりと一致し詳しく調べていくと、既に彼女が数年前の戦闘で死亡していたことが判明する。だが、それと同時に初めの洋館にゾンビ大量発生の原因の魔方陣があることが判明し一行はそれを封印した。その部屋を調べると白いスカートの切れ端が見つかった。
 洋館から出てくると先ほどから姿が見えなかった上条さきが一行に合流する。そんなさきからまた新たな魔法少女の犠牲者が出たことが伝えられる。そんなさきに三田は三城ひかりが既に死んでいることを伝えると、彼女は動転しそのことを調べると言い残しどこかへと向かってしまう。急いで追いかける一行、彼女が洋館へと向かっていることに気がつくが周囲には強い半魔のゾンビがあふれかえっていた。幸い淳子達がいる部屋に突入することに成功しその部屋のゾンビを一行は蹴散らした。バリケードを強化した後ゾンビの発生源である魔方陣へと一行は向かった。
 その部屋へと入ろうとすると一行はそれぞれ別の空間へと誘われる。そして、その空間でそれぞれの過去を乗り越え、近添華蘭は古谷雪美から、近衛行成は山田絵里子から、クラムチャーダンと三田月日はボルガ・ココノカから、そして神崎葵は沖原淳子から伝えたかった事を聞いたのだった。

〈クライマックス〉
魔方陣がある部屋には上条さきが既におり、一行に気がつくと正気を失った目で彼らをにらみ一行が三城ひかりを殺したのだと糾弾し襲いかかってきた。それと同時に背後からは正気を失ったような三城ひかりが現れ、同様に襲いかかってきた。
ひかり達の攻撃を三田が防ぐなか近添と神崎が一行を強化し、近衛が始皇帝の剣の全力を解放し敵全員を攻撃する。その攻撃で周囲のゾンビは倒せたが、ひかりとさきは互いに絆の力を使いそれを回避した。それで絆の力を使い切ったためひかりの顔は完全にただれゾンビのようになったのだった。実は三城ひかりは上条さきの力によって生き返っていたのだった。
その後ひかり達の攻撃はほとんど三田が防ぎ、また半魔としての力を発揮し始めた一行は攻撃を神がかった回避をみせる。また、近衛、クラム、神崎は魔道書を持っておりそれを神崎が強化していったため戦闘は一行の有利に進む。一連の攻撃によってついに上条さきを倒すことに成功する。だが、最後の最後に彼女は復活するが待機していた三田月日が攻撃を行う。それを上条さきは自ら受けに行きそれを強化してその攻撃をくらった。おそらく、上条は生きることに疲れていたのだろう。だが、近添は自分の目の前で人が傷つくのを見たくないという理由から彼女が死ぬことを許さず復活させた。さきは死ぬぐらいでしかこの事件の責任を償えないと言ったが、近添はその罪をさき以外にだれが背負うのかとさとし、さきは生きてその罪を背負うことを決めたのだった。そんなさきにくらむと三田はラーティスに来ないかと勧誘をしたのだった。そして一行はその場を去った。

〈エンディング〉
近添華蘭は魔法少女として再び魔を狩るために夜の世界へと向かった
近衛行成は事件のせいでしっかりとできなかった山田絵里子の供養をした
神崎葵は事件のせいか少し積極的になった沖原淳子達とともに、記憶処理のため大きな変化がなかった日常へと戻った。
クラムチャーダンと三田月日はボルガ・ココノカの後を継いで共同で団長となり、ラーティスは新たに上条さきをメンバーに迎え再出発するのだった。

彼らのその後はまた別の話で
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