妖狐は夢見心地

シナリオ名「妖狐は夢見心地」
システム「シノビガミ」
GM神

夜の京都
里見馬琴という男が儀式を行っている。
「ようやくあなたと会える……この時をどれほど待ち望んだことか…」
そんな呟きは夜の京都に消えていった。
時期を同じくしてよく遊ぶグループであるPC達は京都へ旅行へ来ていた。
観光を続けていると伏見稲荷大社に重症の忍獣の「ごん」を発見する。敵意を感じなかったこともあり、一度治療し話してみるとなぜかはわからないが、橘ノノアにとてもよくなついていた。
そんなPCたちの元に矢文が届く。
その内容を確認すると
「こちらは鞍馬神流。現在京都にて「里見馬琴」という男が儀式を行っているのでその討伐を依頼する」
と書いてあった。周囲でこの任務を受けられるのは自分達だけのようなのでPC達は調査をすすめることになった。
PC紹介
PC1:橘ノノア 旅行を企画した明るいJK
PC2:柚木翼 PC1に振り回されつつも仕事はきっちりこなす男
PC3亜門鋼太郎 魔王流らしい男

PC達は京都旅行が突然忍の任務になってしまったことを残念に思いつつも、しぶしぶ調査を進める。かわいがっていた「ごん」が実は妖魔であることが判明し、妖気を持つプライズを持つことが明かされる。この時、急に「ごん」の様子が急に変わり、可愛らしい印象とは真逆のいかにも妖魔といった雰囲気になった。これに対する三人の反応もかなりバラバラであった。「ごん」になつかれていた橘は「ごん」と協力する道はないかと模索しながらも、「ごん」と戦う道を選択するが、この時、橘はなぜか妖魔の力を使えるようになっていき、驚きを隠せない状態にあった。柚木も「ごん」がもっていた刀が必要であることから、「ごん」とは戦うことになったが、その過程で橘へ思いを寄せていることがみんなへ判明する。亜門は実は橘を監視する立場にあるため、監視をしつつも、仲良くすごした橘のことを疑いきれない様子であった。メイン戦闘が挟まり、「ごん」が大ダメージを負う形で三人が勝利し、刀は三人が獲得した。メインの感情判定では仲良しと言いつつ、橘から柚木、亜門に向けられた感情は負のものであり、本当に仲がいいのか!?と突っ込む場面はあったが、こうゆう軽口も叩ける間柄ということだろう(実は鬼道という忍法を生かすためであった)。そして明かされたのは里見馬琴が「九尾」を復活させようとしていることと、橘が「九尾」にのっとられようとしていることだった。実はこれを防ぐために亜門は橘に記憶の封印をしたのだ。その封印が解け、乗っ取りが進んでいたが、それをふせぐために力が「ごん」から回収した刀にはあったのだ。その刀を使い、橘は「九尾」という強大な力を手放し、里見馬琴、そして「ごん」と戦うことを決意する。クライマックスでは、橘、柚木、亜門、そして里見馬琴と「ごん」との戦闘だったが、早々に「ごん」を倒すことに成功する。何百年も生きた里見馬琴に苦戦するものの、三人で結んだ感情をうまく生かし、隠忍の血統、比良坂機関、鞍馬神流というシノビ世界では仇敵関係にある三人の協力し倒すことに成功する。無事里見馬琴を倒した三人は任務を果たすと同時に目的である、三人で再びこの先を歩むことになるのであった。
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