更新履歴

2023/08/31 共通卓が開催されました GM:かざしも他
2023/06/30 隧道巡り GM:384
2022/05/28 黒鬼谷の秘宝 GM:白額虎
2023/02/21 チョコレートは明治 GM:水無月
2022/12/31 噓とマーメイド GM:centipede
2022/08/31 秘密を持つ者たちの旅立ち GM:慧
2022/04/30 森の異変を解決せよ GM:慧
2022/04/05 スノーエンジェル GM:bluehorse
2022/03/30 ようこそ、シンカイへ! GM:イズカ
2021/11/17 妖狐は夢見心地 GM:神苺
2021/10/14 大波乱!?青春学園生徒会選挙 GM:へんでろぱ
2021/08/21 やべーやつが村に来た GM:五月の黒いうさぎ
2021/05/22 ハーラン・エリスンへ GM:初代ボブ
2021/04/03 驚愕! 地球は狙われていた!! GM:サンダビーダ
2021/01/09 皮田村 GM:みかん箱
2020/12/27 Chris・must・die! GM:近大キワダさん
2020/12/06 ガールズバンドの危機GM:hino
2020/11/29 アーキナ峠の凶行 GM:ににに
2020/11/15 ゴブリンを倒す GM:Y
2020/10/03 影や道陸神 GM:モノ
2020/07/04 摩訶不思議!輝く奇怪植物!! GM:サンダビーダ
2020/06/21 穴の奥の怪物 GM:ににに
2020/03/28 海の秘宝 GM:葉月
2020/01/11 CENTER×CENTER GM:エイムさん(阪大)
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共通卓が開催されました

8/19,26日に共通卓が対面で開催されました。
システムは19日がSW2.5、26日がインセインです。
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隧道巡り

システム:CoC7e
シナリオ名:隧道巡り
6月10日に行われたセッションのレポートを流します。

シナリオ概要:「大嶺トンネルは呪われている」怪しげな記事が語るこの場所は十数年前に工事が中止となって以来、オカルトマニア達からの評判も高い心霊スポットだ。近頃は更に不気味な噂も多いこの場所で探索者たちを待ち受けるものとは。
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黒鬼谷の秘宝

5月14日に行われたセッションのレポートです。

システム:ソードワールド2.5
シナリオ名:黒鬼谷の秘宝

【概要】
PCたちは旅の冒険者。とある山間の村にやってくると蛮族に襲われている。村人に頼まれ蛮族退治の依頼を受けるが、村でも事件が起こっていく……
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チョコレートは明治

システム:マギカロギア
シナリオ名:甘美なる嫉妬の雪
2月18日に行われたセッションのレポートを流します

シナリオ概要:2月14日の朝、不二家町という街に空からホワイトチョコレートが降り始める。
人や物がチョコレートと化す中で、魔法使いであるPC達は事件を解決するために動き出す。

キャラクター紹介:
PC1 風間響(かざまひびき) 21歳の男性 経歴は訪問者
民俗学を専攻する大学生、魔法災厄に巻き込まれて魔法使いになったばかりで、過去の経験から魔法を恐れている。

PC2 小坂渚(こさかなぎさ) 20歳の男性 経歴は司書
魔法使いの一族に生まれたが、人間社会に興味を持ち、高校生として人間社会に馴染んでいる。

PC3 宮藤芭蕉(みやふじばしょう) 137歳の男性 経歴は書工
実直な普通の魔法使い、会社員として社会に紛れている。

PC4 浅田正嗣(あさだまさつぐ) 600歳以上の男性 経歴は書警
経験豊富な魔法使い、戦いに生き、若い魔法使いを温かく見守っている。

シナリオ:
2月13日の雪降る夕方、風間は、千代子とその母が鼻歌を歌いながら手を繋いで帰っているところに出くわす。
風間は挨拶をした後千代子達に寒さに気をつけるようにと言う。

小坂は登校途中で友達の甘楽と小栗に会う。小栗がチョコをもらえないことを嘆く一方で、甘楽は「チョコが多くもらえるのはありがたいが困る。」と語る。
会話に興じて始業時間ギリギリになったことに気がついた3人は急いで学校に駆けていく。

宮藤はテレビをつけると大正という近所のお菓子工場のCMが流れており、その急な発展ぶりに驚く。違和感を覚えた宮藤は大正工場について調べ始める。

書警である浅田は司書に呼び出され、不二家町で異変が起こっていること、ショコラティエという書籍卿がそれに関わっていることを知らされ、事件の解決を依頼される
不二家町には現在侵入は出来るが脱出は出来ないことを知りつつ浅田は外套を羽織って出発する。

風間が課題の為の調べ物をしながら外を見やると、街に雪のようなホワイトチョコレートが降り注いでいることに気が付く。
彼は異郷の感覚にかつてのトラウマが刺激されて恐怖するも、一人の魔法使いとして立ち向かうことを決意する。
その時チャイムが何度も鳴り千代子が助けを求めてくる、千代子と共に千代子の母の元に向かうと母がチョコレートのようになってしまっているのだった。
風間は「これは夢だから一晩眠れば元に戻っているよ。」と千代子を安心させ、家に返す。

小坂は体育の授業中に三角コーンがチョコと化していることに気づくが、他の者は異変に気がつかないことに違和感を覚える。

合流したPCたちは情報を交換し、作戦を立て始める。
「自分も戦わなければ。」と断章や書籍卿と戦う決意を固める風間に対し、「千代子を助けるために動いて良いんだ。」と浅田は諭す。

風間が自身の過去の経験を思い出し、風を用いた感知魔法で千代子を調べた結果、千代子に断章「雪」が憑依していていることが判明する。
自分の手で千代子を助けたいと語る風間の覚悟を浅田達も後押しする。

断章に取り憑かれやすい、願いを持つ者に心当たりがあった小坂は友人である小栗に電話をかける。
小坂がチョコは貰えたかと尋ねると、小栗は貰えなかったと返し、沢山のチョコを貰っている甘楽と自身を比べる。
小坂は移り変わる会話の中から情報を引き出し、小栗に断章「嫉妬」が憑依していることに気が付く。

小栗と対峙した浅田は、「俺の隣にあいつがいるから……。」と言おうとする小栗に「それで襲ってしまいたいというわけかい」と言う。
浅田は内心を言い当てられ動揺する小栗に対し、「化かし合いはこのくらいにしておこうか。」と言って魔法戦を開始する。
その後ファンブルをしてしまい浅田のアンカーが借金を背負ってしまうが、憑依していた断章「嫉妬」を回収することができた。

断章の憑依が解け正気に戻った小栗に浅田は「まあなんだ少年、失敗したのが若い時でよかったな。」「いくらでもやり直しはきくのだから。」と語る。

宮藤は工場の秘密を調査し、ショコラティエがそこにいることを突き止める。

小坂が甘楽に電話をかけ、「元気がないね。」と尋ねると、甘いものが好きではないと甘楽は明かす。
コーヒーなどの苦いものと一緒に甘い物を食べてはどうかと提案し、「困ったら連絡してくれよ。」と小坂は言う。
小坂は甘楽が工場長の息子であることを突き止め、出入りに必要なカードを手に入れる。

「姿を現せ。」と風間が言うと、「あなたの身も心も凍らせてあげる。」と断章「雪」が現れ、魔法戦が始まる。
戦闘に勝利した風間は、「チョコレートは明治、この呪文を3回唱えて眠ると全部解決しているよ。」と千代子に言う。

PC達はショコラティエと対峙する。
お菓子の素晴らしさを語り街の人や物をチョコにしたことを悪びれないショコラティエに対して、「甘いものが苦手な人もいる。」「それは人を傷つけて良い理由にはならない。」「街の人々の方が大切だ。」と風間、宮藤、小坂は反論する。
その後、戦闘に勝利したPC達は断章の回収には成功したが、その隙にショコラティエは逃げてしまう。

全ての断章を回収したPC達は禁書「甘美なる嫉妬の雪」に魔法戦を挑み、浅田と風間が削った禁書に対して小坂が止めを刺して封印に成功する。

エンディング:
小坂がアドバイスしたように、甘い物も苦いコーヒーと一緒にならなんとか食べることが出来そうだと甘楽は言う。
それを聞いた小栗は「羨ましいというんじゃなくて、俺が人気者になれるように努力した方が良かったのか。」と悟り、小坂に対して自身がモテない理由を尋ねる。
「言動が残念だと聞いたことがある。」と返す小坂の言葉に納得した小栗は、それを改めようと考えるのだった。

「あれ本当に夢だったのね!」と母に話す千代子。
チョコレートは明治という呪文を教えてもらったと言う千代子。
「夢の中でね。」と風間がとぼけると、「夢の中のお兄さんにありがとうって伝えて。」と千代子は返す。

こうしてバレンタインに起きた事件は4人のmageたちによって無事解決されたのだった。
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噓とマーメイド

システム:SW2.5

12月18日に行われたセッションのレポートです。

PC紹介
PC1:ノワール(エルフ/女性/20歳)
グラップラー5/スカウト5/エンハンサー1
お人好しで疑うことを知らない純朴な女性。

PC2:ゲオルグ(エルフ/男性/203歳)
シューター3/マギテック5/スカウト3/レンジャー1/エンハンサー1
受けた仕事を完遂することに誇りを持つ、プロ意識の高い年配。

PC3:レーヴァ(ナイトメア(人間生まれ)/男性/35歳)
フェンサー5/プリースト5/エンハンサー1
逆境こそ試練と考えるストイックなグレンダール神官。

PC4:ラビリオーネ(タビット/男性/25歳)
ソーサラー5/セージ5/バード1
口は悪いが困っている人は放っておけない質のタビット。

導入
PCたちは冒険者ギルド〈海風の標亭〉に所属する冒険者で、その日は依頼終わりの祝杯をあげていた。相も変わらず割に合わない仕事を受けていた君たちに、ギルド長が新たな依頼を持ちかける。内容は旅の護衛、護衛対象は不明、報酬だけはいい。怪しいことこの上ない依頼であったが、ギルド長の後押しともしものためのバックアップ保証により、依頼人と顔を合わせることになった。
依頼人の泊まっている宿ではひと悶着あったものの、無事顔合わせを済ませることができた。そこでPCたちは護衛対象の女性がマーマン、つまり蛮族であることを知る。彼女らの監視もかねて、いったんは提示された依頼を受諾した。
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秘密を持つ者たちの旅立ち

本記事は持ち回りキャンペーン(PLが一話ずつ順番にGMをする形式のキャンペーン)の一部抜粋です。

◆PC紹介
PC1: ザック
シャドウのグラップラー/スカウト/エンハンサー。
笑顔を絶やさない青年なのだが、なんとなく怪しく、良心からの発言が悪いようにとられるのが不憫。「夜道にはお気をつけて(善意)」
秘密: 実は暗殺を生業とする組織を抜けてきた。大切な人を手にかけたことがある。

PC2: ピオニー
「一見人間」のライダー/ファイター/エンハンサー。
明るく元気な少女。暑くてもマントを決して外さない。
秘密: 実は蛮族(ガルーダのウィークリング)。マントを外さないのは蛮族の証である翼を隠すため。

PC3: ルーカス
アルヴのプリースト/ジオマンサー。
強い思いを持つ純真な少年。眼帯をしている。パーティーの癒し枠。
秘密: 家を出てから船に着くまでの記憶が無数にある。それは一体何を意味しているのだろうか?

PC4: クロノア
エルフのマギテック/シューター。
早撃ちが得意で空飛ぶ鳥を軽々と射抜いて見せる。少し自信家。
秘密: 名家の出だが、命を狙われた過去から正体を隠している。内心では他者への恐怖と疑念が渦巻いている。
GMと兼任。

PC5: ルドス
メリアのコンジャラー/セージ/レンジャー
持って回ったような言い回しを好むが、実際には裏表がない人物でお人好し。
秘密: 本人に自覚はないが、その出自には迷宮が深く関わっているらしい。

NPC1: キャメル
実力と人望を備えた船長。PCたちが乗る船(キャメロット号)を発見した人。

NPC2: シーラ
補佐官かつ技術者。最近船の中で発見されたルーンフォーク。なぜか記憶がかなり失われている。
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森の異変を解決せよ

システム:SW2.5

4月23日に行われたセッションのレポートです。

PCたちは街の新人冒険者である。
とある村の近くにある森の様子がおかしくなり、その原因を調べに行った猟師が行方不明になった。
村長からの依頼を受け、PCたちは村へと向かう。
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スノーエンジェル

システム:CoC7th GM:bluehorse

春の訪れに冬のシナリオのレポートを流します。

1.シナリオの概略
 真冬のある日、探索者たちは長野県にある桜花スキー場を1泊2日で訪れていた。二日ともウィンタースポーツには絶好の快晴との予報だった。目いっぱいスキーを楽しんだ一行はロッジで眠りにつくことにするが、食事時に管理人から意味深な話を聞かされる。次の日もスキーを楽しもうとする一行だったが、突然の吹雪に見舞われ道に迷ってしまう。突然爆発音がしたかと思うと、上から雪崩が滑落してくるのが見える。命からがら何とかロッジに辿り着いたものの、多量の雪により外に出られなくなってしまう。更に雪だるまの化け物が襲って来る。化け物を倒し外に出たが、遠くから呪文の詠唱が聴こえてくる。このままではイタクァが召喚され世界は闇に包まれてしまう。イタクァの従者である老人を倒すと、召喚は中断され、空は快晴に戻る。


2.登場人物
遠藤彰二
スキー場のペンション管理人。
30年前、スキー場の管理不足によって起きた事故で娘をなくす。
謎の男
前桜花スキー場の管理人、当時全盛にあった開田財閥の会長でもあった。
松井千恵
ルポライター。
幼い頃にスキー事故に巻き込まれるも間一髪のところで助けられる。
PC1.市原濠
山育ちでアウドドア好きの大学生。
PC2.林藤基
脱サラしてマタギとなった初老の男。
PC3.梓沢みのり
情報を追い求めるジャーナリスト。
PC4.額賀陽寿郎
チャカを持ち歩くヤクザの若頭。

3.シナリオの流れ
4人はペンションに辿り着く。そこではスキー旅行の前夜パーティーが開かれていた。
松井「あら、あなたたちも今回のツアー客?''ラッキー''だったわね、お互いさまに」
松井「私は松井千恵。気軽にチエって呼んでね。ルポライターをやっていて、全国を回って記事を書いているの。」
4人は松井と自己紹介をしあう。ジャーナリストの梓沢は松井の話に興味を持つ。
松井「あなたたち、このスキー場で何があったか知ってる?」
このスキー場では1982年1月12日に事故が起こったのだ。
朝から快晴だったその日に、スキー場がスキー客らで賑わっていたところに、突如として吹雪と雪崩が発生。
逃げ遅れたスキー客らが巻き込まれ、2名が死亡、10名が行方不明というスキー場で起こる事故としては最悪のものとなったという。
過去のことだからと流すような調子を見せる4人。そこにペンションの管理人が訪れる。
遠藤「やめてくださいよ、せっかくの前夜パーティーだというのに」
管理人は鍋を抱えてくるが、途中で2階から響いた物音に一行は驚く。
遠藤「ああすみません、奥で私の父が眠っているんです」
遠藤「皆さんとも顔を合わせてあげたかったのですが、車いすの状態で、ほとんど寝たきりでしてね」

夜になり半ば解散という形になると、梓沢は松井の部屋を訪れた。
松井「特に気がかりなのが、十数人を一気に巻き込んだという雪崩ね。」
松井「もちろん開田リゾートの杜撰な体制で人工雪が過剰に積もっていた可能性があるけど、
松井「どこをどう調べても、雪崩の発生スピードと量が異常なの。
松井「まるで爆弾でも使って意図的に発生させたかのような」
松井「それに、現場では雪の中を動く化け物が出たっている話も...」
松井「ごめんなさい、まくしたてちゃったわね。」
梓沢は夢でも見たのではないかと言い、支離滅裂な松井の話に対して戸惑いを覚える。

その頃額賀は2階の管理人の父の部屋を訪れていた。
管理人が寝たきりの老人を寝かしつけていた。
その老人の手足のない様子に額賀はひどく狼狽える。
遠藤「私の父も事故に巻き込まれましてね...」
そういうと外で犬の散歩をしていた林藤も管理人のもとにやってくる。
散歩をしていると雪の中に「スノーエンジェル」の跡を見つけたというのだ。
3人は外を探索するが、そのような跡は見つけられなかった。

次の日4人は予定通りスキー旅行を満喫する。
だが午後に差し掛かった辺りで突然の激しい吹雪に見舞われ、前後不覚に陥る。
なんとかペンションに戻ろうとしたとき、4人を雪だるまの形をした化け物が取り囲む。
化け物は倒しても倒しても湧いて出てくるものであり、4人は逃げる他なかった。

何とかペンションに逃げこんだ4人だったが、ペンションの中に人の気配はない。
部屋を探しても人一人おらず、更に雪崩が発生してペンションの中に閉じ込められてしまう。
何とか窓から脱出しようとしても、外には雪だるまの化け物が無数にいるようだ。
ひとまず4人はペンションを探索し始めたが、2階の管理人の部屋に訪れた額賀は部屋の異常な様相に驚く。
部屋の至る所に氷が張り巡らされ、沁みこむような寒さが額賀を包む。
更に中央の椅子に座っていた管理人の父が振り返ると、その体が雪で覆われ始めたのだ。
遠藤の父「かわいいなぁ...かわいいなぁ...」
うわごとを呟く遠藤の父の体は「雪男」のものに変化する。
額賀はもしものために持ち歩いていた拳銃を用いて雪男を撃退する。

管理人の父の部屋を探索するとマスターキーを見つけ出す。
それを用いて管理人の部屋を開くと、驚くべき情報の数々が隠されていた。
何と管理人は事故で娘が行方不明となっていたのだ。
その犯人は管理人の父とされていた人物であり、彼は本当は管理人の父ではなく、管理人によって囚われ父の振りをさせられていたのだ。
遠藤は更に、謎の邪神「イタクァ」を呼び出すことで娘を蘇らせようとしていた。その依り代となるのが松井であるようだ。
なおこのときイタクァの情報に触れた林藤は、宇宙的存在を感じるような悟りを開き、記された情報がイタクァの召喚と退散のものであることを読み取る。

遠藤の真意を知った一行はその目論見を止めるために行動を開始する。
絨毯の下にあった転移魔法陣を用いると、山の頂上にある遠藤のもとに辿り着く。
遠藤「まさかここまで辿り着くとは...だがここで終わりだ!」
遠藤は雪だるまの化け物を召喚し、更に松井の肉体を雪女のものに変え使役する。
4人はペンションにあったショットガンや拳銃を用いて応戦するが、雪女に命中した弾丸はそのまま松井にダメージを与えてしまうのだった。
松井が息絶えたことで遠藤の野望も終わる。
召喚されかけたイタクァも、超常的な悟りに達した林藤の指導により退去させることに成功する。イタクァが退散すると鉛色の空は晴れ渡った青色の空になり、一行は下山することができた。残った死体は額賀がヤクザのコネで処理し、ひとまず一行は平穏を迎えることとなった。だが真冬のペンションで起きた事件は、4人のその後の人生に影を落とすことになった。
新クトゥルフ神話TRPG | comments (0)

ようこそ、シンカイへ!

3/26の例会で行われたセッションのレポートです。

タイトル:ようこそ、シンカイへ!
システム:クトゥルフ神話TRPG6版
GM:いずか

【シナリオ概要】
 時は2037年。仲の良いPC達は大学の夏休みを利用して旅行にやってきた。旅行のメインは1年ほど前に新しくオープンした深海遊覧施設「ニューシーランド」。深海見学を楽しんでいると、PC達の元に「パパを探して」と頼む少年が現れる。彼と共に行動するうちにPC達は「マップに載っていない部屋」を見つけるが……。

【PC紹介】
PC1:霜月蒼
 知識欲が強く、さまざまな知識を溜め込んでいる医学部の大学生。愛煙家でもあり、常に喫煙所を探している。関西弁。
PC2:竹前彰吾
 通称マッスル竹前。大学では柔道部とボディビル部に所属している。困っている人がいれば筋肉で突破を目指す、義に篤いマッチョ。
PC3:吉田蹴斗
 サッカー部のエースストライカーで、明るく友達が多い陽キャラ。一見、ただの大学生だが……。
PC4:田所裕二
 学者の家系で生まれ育ち、親とは違う研究をしたいと生物学を専攻している。実は陰謀論者で、何事にも疑問を持って接している。

【本編】
・前準備
 ようやっと期末テストも終わった8月のある日のこと、PC達は集まって、旅行の計画を立てていた。行き先は水深1000mという海の底に建設された日本初の深海遊覧施設「ニューシーランド」。直通エレベーターで深海の本館へと降りれば、透明の壁から深海の生物を観察したり、深海の中を歩いているような感覚を味わったりすることができる……それがこのニューシーランドの売りなのだという。
 PC達はそれぞれ、旅行の計画のために情報を集め、それを持ち寄った。その中には「行く度に違う生き物が見れるのが面白い」「フードコートの料理は絶品」などの楽しむための情報はもちろん、「深海にイルカが来るらしい」「外来種が混ざっているような気がする」「閉館時間を過ぎてもニューシーランドにいたら、魚にされてしまうんだって」などの怪しげな情報もちらほら。そんな不思議な情報を共有しながら、PC達は当日のスケジュールを話し合うのだった。


・当日昼パート
 そして時間は経ち、ついに迎えた当日は、この日外出しなければいつするのだと思うくらいにはさっぱりとした青空が広がっていた。しかしそれゆえに日差しは強く、PC達はこの容赦なく肌を炙る光から逃れるようにニューシーランドの館内へと足を踏み入れた。
 チケットを買いゲートをくぐり、深海へと続くエレベーターに入る前に、PC達はグッズショップに立ち寄ることにした。深海生物や「シーくん」という名前のマスコットのぬいぐるみが所狭しと並んでいる。
「シーくん」……半年ほど前から誕生したニューシーランドのマスコットは、目撃されるようになったイルカを元に作っているというのだが……なんというか、イルカというよりは魚に見える。だがその一方で、骨格や鰭の作り自体はイルカのそれのようにも思える、なんとも奇妙なマスコットであった。
シーくんのぬいぐるみやガチャガチャなど、各々でショップを堪能したPC達は、改めてエレベーターに乗り、ニューシーランド本館へと向かった。ここからは水深1000m、電波も光も届かない、人間がこれまで足をつけることの叶わなかった「新しい海」の世界だ。「ようこそ、新海へ!」という明るいロゴと、潜水艦の乗組員のような服装とシーくんのマスクをつけたスタッフに迎え入れられながら、PC達はさっそく深海見学に興じる。
ぶくぶくと熱水が沸き立つチムニー、ゆらゆらと気ままに揺らぐハオリムシの林、クラゲや魚がふらりと訪れる大峡谷……残念ながら噂のイルカは見つけられなかったものの、地上では見られない世界を堪能したり、館内の小さな博物館で深海の歴史を学んだりと、PC達はニューシーランド全体をくまなく楽しんだ。
しかしその中でも妙に目を引いたのは、博物館に置かれていた「深海の都市伝説」という少々胡散臭い項目。曰く、深海には高度な文明を築く魚人がいて、その血を引く人間は地上にも存在するのだとか。他にも魚人とイルカの混血種「ラニクア・ルアファン」のリアルな写真や深海都市のプラモデルもあり、PC達はなんとも言えない不気味さを植えつけられることになる。とはいっても所詮は都市伝説、竹前と吉田はそう割り切って展示を眺めていたが、田所と霜月は完全に迷信だと割り切ることができなかった。絶品と有名なフードコートの料理に友人が舌鼓を打つ中でも田所は食欲が湧かず、この施設に何らかの陰謀が眠っているのではないかと疑い続けていた。
そろそろ帰ろうか、そう思っていたその時、吉田の足に何かがぶつかる。なんだと思って見下ろすと、そこにいたのは3〜4歳ほどの少年だった。「あれ、パパじゃない……」そう悲しげに呟く彼は、どうやら館内で迷子になってしまったらしい。PC達は彼の父親を一緒に探すことを決める。「青波太平」と名乗る彼曰く、大好きなニューシーランドに父親と一緒に来ていたが、フードコートではぐれてしまったのだという。
しかし館内を一周巡っても、彼の父親は見つからない。再度フードコートへ足を踏み入れたその時、太平は突然「なんか、あっちな気がする!」と叫び、駆け出してしまった。PC達がそれを追いかけると、なんと彼はマップにはない「壁の向こう」にある部屋を見つけ、中に入っていく。そこは暗くて狭くて深海の音がよりはっきりと聞こえる、明らかにニューシーランドとは違う雰囲気の異質な空間だった。しかし太平はこの異質な空間を恐れるどころか心地よさそうな表情を浮かべており、「行かなきゃ、パパがいる……」とより暗い部屋の奥へと進もうとしている。
だが、心地よさを覚えているのは太平だけでは無かった。吉田もまた、この奇妙な空間に対して得体の知れない安心感を覚えていた。例えるのならそれは、故郷に帰ってきたかのような不思議な脱力感。それ以上の幸福は、部屋の奥へと進むことで得られるのではないか……そんな予感が頭を巡り、彼は太平と同様に奥へと進みたい衝動に駆られる。そして霜月、竹前、田所も、そんな2人と共に奥へと足を運んだ。
一歩、また一歩と進むにつれて少しずつ光が薄れてゆく。少しずつ頭もぼうっとしてきて視界が完全に暗闇になった辺りで、PC達は気づいた。自分達は今、たった1人で海の中にいる、と。いつからいたのかというのは全く分からず、ざぶんと入っていった覚えもない。本当に、「いつのまにか全身が水中の沈んでいる」のだ。ふらふら、ゆらゆらとそれぞれの身体は水圧によって無秩序に運ばれ揺られ、気づくとその身体は、巨大な未知の都市の中にいた。だが都市といっても、そこに見覚えのある建造物は一切見られない。眺めるほどに視界が歪みそうになる立体建築、タコとコウモリを混ぜ合わせたような奇妙な生物の彫刻、象形文字のような多種多様な図形の列が彫られた石碑……それはまるで、博物館の「深海の都市伝説」のプラモデルにそっくりであった。


・当日夜パート
 そんな光景に禍々しさを覚えたところで、PC達は目を覚ます。そこは暗くはあるものの、床も空気もあるニューシーランドのエントランスだった。先程見た光景は、夢だったのだろうか。そう思いながら起きあがろうとして、はたと気づく。今、この場には3人しかいないということに。倒れていたのは霜月、竹前、田所。吉田と太平がいないのだ。いや、それどころかスタッフを含め、3人以外の誰もここにはいない。照明はほとんどが消されていて、エレベーターも作動しない。一体、何が起こったのか。そもそも自分達はどうしてこんな状態になったのか。霜月がどうにか今の自分らの状態から壁の奥に入ってからの出来事を推測しようとしたが、分かったことは「意識のないうちに部屋から出てきて、エントランスで倒れていた」ということだけであった。

 一方その頃、吉田も別の場所で目を覚ましていた。こちらは全く何も見えず、どうにかスマホで照らすことで岩のような冷たくごつごつとした床で眠っていたことだけが分かる。するとそこで聞こえたのは、「あ、起きたんだね、お兄さん!」という楽しげな太平の声。太平は暗闇でも目が見えるようで、「えっとね、上にね、『よ、う、こ、そ、……? へ』って書いてあるよ」と当然のように壁の文字も読んでみせる。どうやらエレベーターはなく、先に進める通路は一つだけらしい。

状況は分からないが、とにかく太平の父親を見つけて仲間と合流し、帰らなければ。2人と3人は、それぞれで合流を目指し施設を歩くことになった。

 霜月、竹前、田所の3人は館内を回るも、吉田や太平は一向に見つからない。半周はしただろうか、といったところで徐ろに彼らの目の前の「staff only」と書かれた扉が開いた。常識的に考えれば、そこから出てくるのはスタッフだろう。しかし彼らの目の前にいたのは、服装こそスタッフのものであったが、人とは到底思えない頭を持った化け物であった。青ざめた肌、飛び出た眼球、そして鱗にも見えるような頭頂部を覆う痣……まるで魚のようにも見える頭部を持った化け物もまた、PC達の存在に動揺を隠せずにいるようで、「なぜ、ここに……ひとがいる」と呟いている。が、化け物はすぐに両腕を振り上げ、「みられ、た……にが、さ、ない……」と両腕を振り上げ、驚くPC達に襲いかかった。
 すぐさま竹前が立ちはだかり化け物を押さえつけにかかり、霜月と田所は距離を取った。化け物は並大抵の人間には敵わないであろうがっしりとした体格をしていたが、体格なら竹前も負けてはいない。培ってきた柔道の技で化け物を捕え、拘束することに成功した。霜月が化け物の服のポケットから鍵を見つけ、「staff only」の扉の先へ侵入を試みる。

 一方、吉田と太平も同様の姿をした化け物に遭遇していた。しかし彼らは2人を「尊き血を引くお客様」と歓迎し、太平の父親の場所も親切に教えてくれる。ニューシーランドの館長も2人の前には姿を現し、「ここは『尊き血』を引く者のみが訪れることのできる、特別な場所にございます」と説明した。どうやら吉田も太平もまだ自覚をしておらず、完全にその血が覚醒するまでには時間がかかるだけで、何やら特別な家系であるらしい。そのように気前良く2人を歓迎する館長だったが、他の3人がまだいないということを知った途端、慌てたようにどこかへ行ってしまった。
 残された2人は、とりあえず太平の父親の元へと向かおうと歩みを進める。遺跡のような迷路のような、石造りと思われる人工物があちこちに設置されており、スタッフ姿の化け物曰く、「私たちの遠い先祖が住んでいた場所を模したもの」らしい。と、そこで吉田は自分もこの暗闇に奇妙に順応しており、目が見えるようになっていると気づく。試しに2人で写真を撮ってみても外見が変わった様子はないが、心なしか太平の目が赤みを帯びているように見えた。

 スタッフ専用の廊下へと侵入した3人は、更に地下へと繋がる別のエレベーターや監視カメラの部屋があるのを見つけたが、こちらも電源が落ちているらしい。電源を起動するために電源室に行ってみたが、電源の起動にはパスワードが必要でこちらも手がつけられそうにない。パスワードを探すため、PC達はまだ明かりがついているスタッフルームに侵入し情報を集めることにした。
竹前が聞き耳を立て、今は誰もいないことを確認して3人で潜入する。そこにはスタッフルームらしく制服の入ったロッカーやマニュアルの書かれたファイルなどが置かれていた。「ルルイエの方角はこちら」「ラニクア・ルアファンの子どもが行方不明」「ショゴスの扱い方」など、聞きなれない単語や「我々の声は人間と比べると辿々しく」「『尊き血』の故郷に環境を寄せ」といった人間以外の何かの存在を示唆する記述も多く見られる。特にマニュアルの「ショゴスの扱い方」のページには無数の目を覗かせたどろどろと泡立つ巨大な化け物の写真が貼られており、PC達は不気味さを覚えた。だが一方でこのショゴスという化け物は、「スタッフは傷つけるな」という指示を忠実に守っているらしいということに気づき、ショゴスに出会った時のためにロッカーにあるスタッフの服を着ておくことにした。

その頃、吉田は太平を連れて父親がいると思われる奥へと進もうとしていたが、太平が「もうちょっとここで遊ぶ!」と石造りの人工物の中に隠れてしまう。追いかけて捕まえようとするも太平は鬼ごっこをしているのだと思い込んでいるようで、そのまま大人には入れない所まで走っていってしまった。仕方なく吉田は先に父親を見つけるために先に進むことを決める。
その先は、さっきまで入り組んでいた所とは違い、人工物が少ない広めの空間になっていた。壁には窓があり、ちょうどニューシーランドの大峡谷の下に自分はいるのだと吉田は気づく。その窓の近くに、ぼんやりと海を眺めている青年がいた。姿は化け物に近いものの、頭には鱗のような痣はなくしっかり髪が生えており、服装は私服のようだった。吉田は太平から聞いていた父親の名前「青波洋」ではないかと彼を呼ぶが、彼は虚な声で「そうでしたっけ……まぁ、どうでもいいんですけどね」と他人事のように自分の名前をあしらう。どうやらこの空間が心地よく、もう地上には帰らずここにい続けたいと思っているらしい。
吉田は虚なままの洋に、今は記憶があやふやになっているだけだ、あなたは太平くんの父親で帰らなければならないだろうと説得をする。どうにか洋は「何かを忘れているような……」と呟き、しかしそれでもここには未練があるようで「また戻れば、いいですものね」と吉田について行き太平の元へと戻ることを決めた。
太平の元へ戻ると、太平は「わ、すごい、本物?」と何かを見つけて大はしゃぎしているらしい。そんな息子の姿を見た洋は「頭の中が、もやもやする……」と頭を抱え始めた。戻ってきた2人を見つけた太平は、「見てみて、シーくん見つけた!」と手に何かを乗せて見せてきた。それは一見小さな魚のようだったが、確かに骨格はイルカのそれで、しかも当然のように水のない所でも平然としている。スタッフ姿の化け物はそれを聞き、「ほ、ほんとうに、いたん、ですか」と大慌てでやってきたが、シーくんらしき生物は「シャー!」と牙を剥き、太平の中に隠れてしまった。
化け物は残念そうな顔をしたが、どこかそれを予想していたような諦めの表情を浮かべ、3人と一匹をエレベーターへ案内してくれる。その途中で洋は思い出したかのように「ああ、そうだ……僕は、青波洋だ……」と呟き、吉田にこっそりと「帰る時、ここの記憶を消されてしまう。そして楽しかったという記憶だけが残ってまた行きたくなって、そしてこのような魚のような姿になってしまう」と伝えてくる。吉田はそれを聞き、この空間の録画や記憶を消されるという事実を記録しておくことにした。

そのうちに3人も電源室起動のパスワードを見つけ、エレベーターと監視カメラの起動に成功する。カメラを見てみると、吉田、太平、そして父親と思われる男と化け物は「B1F」のフロアにいることに気づく。自分達とは違って、彼らは化け物に襲われることもなく丁寧な扱いを受けているらしい。
エレベーターを降りると、ちょうどそこで吉田達がエレベーターを待っていたのを見つけ、合流することに成功する。化け物も今度は3人を襲うことはなかった。合流したPC達は再度エレベーターに乗り込み、地上のエレベーターまでたどり着く。するとそこには館長がいて、「おや、もうお帰りですか?」と尋ねてくる。遅くまでお邪魔した、ありがとうというPC達に、館長は「お帰りの際には、ここの秘密を漏らさないことを約束していただきたい」と言い、吉田が取っていた記録を消してほしいと告げる。消しているふりをする吉田を怪しむ館長だが、立ちはだかってプライバシーの侵害だと圧をかける竹前に折れ、それ以上の詮索はやめることにした。
しかしエレベーターに乗る直前、館長は突然手をかざし、何かを唱え始めた。記憶を消そうとしているのだと気づいたPC達は呪文の阻止を試みる。館長を庇おうとするスタッフを吉田が気絶させ、竹前が館長を押さえつけ拘束し、なんとか呪文の詠唱は止まった。霜月と田所はまだここに未練があるようである青波親子を引っ張り、竹前は拘束した館長とやはりどこか未練を感じている様子である吉田を連れてエレベーターに乗り込んだ。エレベーターが閉まる直前で館長が何かを企んでいるような笑いを浮かべたが、それを見つけた竹前は躊躇なく館長の首を折り、息の根を止めた。マスクを取ると、館長もまた、魚の頭の化け物であった。
 上へ上へと進んでいくエレベーターの中で、PC達は海から何かが蠢き近づいてきていることに気づく。それは緑色に発光した、泡立つ巨大なアメーバ状の生物で、エレベーターを破壊しようとしているらしい。しかしスタッフの服を着たPC達が手を振ると、その生物は戸惑ったようにエレベーターから離れる。その間にもエレベーターは上昇し、そしてついに全員が記憶を消されることなく、地上へと辿り着くことができたのだった。


・エンディング
 外に出ると、海からキューキューとイルカの鳴き声が聞こえてくる。すると太平の帽子の中にいたシーくんはぴょんと飛び出し、嬉しそうにイルカに向かって飛び込んだ。太平は残念そうな顔をしていたが、吉田の「シーくんも親に会えたんだ」という慰めに頷き、「また会いに行けばいいよね」と笑う。しかしまた来ることは難しいのではないだろうか……内心そう思うPC達と、洋であった。
そして通報によって警察が到着し、6人は事情聴取を受けることになる。特に館長を殺害した竹前はより長い期間警察のお世話になるかもしれないが、相手がそもそも人間と言えるのか分からない異例の状況である以上、司法の判断は難しい所だろう。そしてニューシーランドだが、警察が本格的な調査に乗り込もうとした時には本館は水没しており、調査が叶わなくなっていた。深海という人類にとっての新しい海の世界の真相は、いまだに明らかになっていない。
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